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知らぬ神より馴染みの鬼  作者: 竹田馬鈴薯
序章 第二節 天冥戦争編
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第四話 変化

復活した後、起きるとそこはいつもの山だった。きっとセキがやってくれたんだ。俺はツクヨミの祝福のせいで人を殺した。実は一度死のうかとも考えていたんだ。だがセキと出会って、こいつを看取るまでは頑張ろうと思ってた。でもセキは死んじまって、しかも俺も1回死んだときた。感覚的に、なぜかツクヨミの祝福は途切れていないらしい。本当にはらわたが煮えくり返る。こんな力さっさとなくなってほしい。だがセキが命をもってつなげた俺の人生、無駄にはできない。頑張って力を使いこなそう。


手探りで色々頑張ってみると、どうやらありとあらゆる武器、防具を作り出せるみたいだ。刀はもちろん、銃、盾、鎧まで疑似的に作れる。鎧に関しては体を硬化し見えない鎧を纏うといったこともできた。応用していけば意外となんでもできそうだ。今になって、セキの言っていたことが分かった気がする。昔、それでこそ武士のいた時代や戦時中、鍛冶や武器の供給は必要なことで、その数はとても重要だったはずだ。世間に求められるものであり、その数が安心につながっていたかもしれない。だが戦争が終わったこの国ではもはや、武器は恐れられる対象でしかない。でも、神と鬼が同一とはどういうことなんだろうか。


ある日、絶対に見つからないと思っていたこの山に、人が訪ねてきた。


「あのーすみません!」

「誰だ!」


危険だと思い、俺は銃を向ける。


「ちょ、やめてください!!」

「何をしに来た、どこから来た。」

「私は旧日本軍、現日の丸鬼軍情報課。花園ユリカです。あなたの元から強力な鬼の力を感知し訪ねました。」

「俺の鬼の力を感知!?そんなことができるのか!」

「可能です。失礼ですが、お名前をお聞かせ願います。」

「諏訪 神楽。カグラでいい。」

「諏訪神楽さん、ですね。ありがとうございます。ではカグラさん、目的を説明します。私たちに協力してください。」

「軍に協力!?俺まだガキだぞ。」

「関係ありません。鬼に呪われた状態でここまで会話が成立する方、軍の強力な切り札になります。」

「呪いだ?おい、呪いなんかじゃねえ。これは友情だ。」

「何を言っているかわかりませんが。とりあえず来てください。」


せっかく一人で生きていく踏ん切りがついてきたのに、まさかこんなことになるなんて。それから追跡されないためとかいう理由で5日もかけて特殊ルートで東京の方まで連れてこられた。そこのとある場所の地下にある日の丸鬼軍基地まで案内された。


「ご同行ありがとうございます。今日からここで寝泊まりしていいですよ。明日は総帥とお話していただきます。よく休んでください。」

「お、おう。ありがとう。要は俺はこの軍に入ったってことなんだな?」

「はい、そうです。あなたさまがよろしければすぐにでも活動開始していただきます。本日はもうご就寝ください。それでは。」

「わかった。」


俺の第二の人生はまさかの軍生活だ。こんなガキの頃からこんなとこくるなんて思いもよらなかった。とりあえず生きていくことはできそうだ。セキもいなくなって金をどうしようと悩んでいたから、とりあえずラッキー、と思っておこう。明日からまた色々起きそうだ。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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