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仏蘭西王、ルイ16世への手紙を書く皇子
「ええ、この文章で問題ありませんわ セリム皇子さま」
「ナクシデイル 有難う」
部屋の一つでフランス語の会話での会話に
フランス語で書かれた手紙
「世界は変わってゆく、軍隊や国の制度もそれらに対応できるように
努めなくてはと私は思っているよ エーメ、ナクシデイル」
穏やかな笑みでナクシデイルの青い瞳を見るセレム皇子
空と海の青‥異国に繋がる青い色
今もなおナクシデイル(エーメ)への愛情はあるが
この時は一人の友人として会話をしていたのだった。
「我が国、オスマン帝国には、沢山のほころびが出ている それらを改革してゆかないと」
そんなセレム皇子の言葉を微笑してながら聞いているナクシデイル(エーメ)
「長年のカプチレーション(通商条約)があり、大国の仏蘭西
今のルイ16世は穏やかで人柄いい人物だと聞いているからね」
「王様へのお手紙ですから 文章に問題があってはいけませんね」
彼は皇帝の位を得る事になるが
だが、しかし‥
いにしえより続く因習を背負う帝国でもある
この頃はまもなく革命の時代
革命には犠牲を伴うことが多い‥。




