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雨降りの庭園とエーメの想い

エーメことナクシデイルは急な雨が降る庭園の東屋にとり残されてしまう。

「どうしましょう‥楽器と語学の勉強があるのですけど

此処から宮殿の方は遠いわ」彼女の呟くように漏れる言葉


結い上げいた金の髪が濡れて、波打つ髪が零れおちていた。

ため息一つ


そこに・・

「あ、セレム皇太子さま」「・・偶然、通りかかったよ ナクシデイル」

セレムは微笑して 濡れたエーメの髪を労るように手持ちのハンカチで拭く

互いの身体がすぐ傍にあって、呼吸の音あえ聞こえて‥


「本当に 君は綺麗だ」セレム

「え?」エーメことナクシデイル


「今日は勉学?」「はい」


「行こう、傘もある 私の召使に遅れると伝えよう

花も綺麗だから・・少しだけ散策しないか」

何処か切なそうな表情をするセレム皇太子


◇ ◇ ◇

トプカプ宮殿

エーメはセレムに逢う度に気持ちが揺れる想いがしていたが‥


だが、エーメの相手は皇子であるセレムではない


それに‥もし、エーメが皇帝の寵愛を得られないと 自分だけでなく

セレムの立場も危うくなるかも知れない


皇帝の王座は一つのみ‥生き延びる為にも

スペアとなる他の皇子たちの行く末は皇帝が決める 処刑の運命さえありうるのだ。


涙の雫がエーメの頬にそっと流れ落ちた。

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