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リュース 本選で緊張する-3
「番号301番の方、お進みください。」
黄色の縞の木綿の服を着た係方に呼ばれ、立ち上がる。
カイタも立ち上がり、全身を伸ばして身震いする。
係の方を先頭に2歩後ろをカイタを進む。カイタの爪が廊下に当たる音だけが響く。カイタは気が張っているのか、まっすぐ前しか見ていない。
カイタと私、どっちが緊張しているのだろう。
臭いや気配に敏感な分、カイタの方が緊張しているのかもしれない。
廊下は緩やかなカーブになっていて、先が見えそうで見えない。
「番号301番の方、お進みください。」
黄色の縞の木綿の服を着た係方に呼ばれ、立ち上がる。
カイタも立ち上がり、全身を伸ばして身震いする。
係の方を先頭に2歩後ろをカイタを進む。カイタの爪が廊下に当たる音だけが響く。カイタは気が張っているのか、まっすぐ前しか見ていない。
カイタと私、どっちが緊張しているのだろう。
臭いや気配に敏感な分、カイタの方が緊張しているのかもしれない。
廊下は緩やかなカーブになっていて、先が見えそうで見えない。
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