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恋文  作者: yukko
11/20

あと1日

息子・晴貴を呼びつけたと思われてしまうのではないかと思い、心は沈み、浮気をしたかもしれない亡き夫に恨み言の一つも出てしまうのだった。


「お父さんがあんなのを残すから、嫌なことが続いてるのよ。

 ねぇ、分かってるの! お父さん!」


当然のこと、亡き夫からの言葉は無く………。

夫からの返事が無いことに苛立つ……。

モヤモヤした気持ちを払拭できないままに、時間だけが過ぎていく。


「本当に、嫁と姑って難しいなぁ~。

 同居しなければOK!という訳じゃないし……。

 お義母さんは、自分の経験から『自分が嫌だったことは絶対にしない!』って、

 言ってたなぁ。

 私、あまり会わなかったから、嫌だと思った経験自体がなかったから……。

 嫁の時は、嫌だと思う経験がなかったもんだから、姑になっても会わなければ

 OK!って思い込んでたんだ。きっと………

 もしかしたら、酷いこと言ったのかもしれないし、したのかもしれない。

 自分で気づかない間に綾さんが虐められたと思うようなことしてたのだろうな。

 でも、どんな会話? どんなことをした時?

 う~~~ん。参ったなぁ……。反省しようにも言ってくれないから分からない。

 あぁ―――っ! もう嫌っ!」


息子・晴貴と娘・恵がやって来る日まで、あと1日。

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