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エンジェル警官からの依頼

『見つけた!』

『イルないすぅ!』


肩にちょこんと座った分霊から歓喜の声が聞こえる。

いつぞやにソノさんに頼まれた『デリバリー』だが、大体三日ほどで見つけ出すことに成功した。


『あとはカレンよろしく〜』

『了解!レルはそのまま続行ね』

「はーい」


今俺が何をしているのかと言うと、ソノさんの持つビルの屋上でスナイパーライフルを握らされている。


『やばそうだと思ったら撃っちゃっていいからね』

「はーい」


どうせ俺が撃つ間もなくあいつは仕留められるんだろうな。

するとスコープから標的の姿が消えた。


「カレンさん!イルさん!標的が······」

『霧散したわね』

『ちっ、面倒な』


分霊から怒りに満ちた言葉が聞こえ、分霊を少し遠ざけた。

スナイパーライフルをポケットに格納し、帰り支度をする。


「じゃあ俺は一回戻り······」


背後から足音が聞こえ、振り返って戦闘態勢をとる。


「もうここまで来れたのか」

「ああ。あの中じゃお前が一番簡単に殺せそうだったからなぁ。······他のやつ呼ばれる前に死ね」


即座に太刀を顕現させて相手のナイフを受ける。


「ちっ、ただのスナイパーじゃねぇのかよ。やめだやめだ」


そう言うとまた目の前から消えて行った。

なんなんだよ。

分霊を持ってきて二人に話しかける。


「ターゲットが今目の前にいました」

『生きてる?』

「生きてます」

『レルが死んだぁぁぁ!』

「生きてます。舐めないでください」

『それで?捕縛したの?』

「目の前で霧散しました」

『捕まえてたら楽だったのに······』


まあ消えてしまったのだから仕方ない。


「じゃあ一回戻りますね」

『了解』

『私も帰るー』


店にはいつものメンバーの他にソノさんもいた。


「三人ともお疲れ。······レルには誰かつけとくべきだったな」

「いや、誰もいなかったから直接対峙出来たんですよ。気にしなくていいです」

「いや流石にただのヒューマンには酷だった」

「そうそう、器用でもヒューマンは耐久性低いんだから」

「黙れ人外ども。ヒューマン舐めんなよ」

「(そういえばレルってクラスCのエンジェル殺してたような······)」


俺だって使える武器を全部顕現させてポケットにあるもの全部出せばそこそこ戦えるんだからな。


「そうだ、私がレルと戦えばいい。それで君に護衛が必要かどうか判断しよう」

「いいですよ、やってやりますよ。俺の持つ弾薬全部つぎ込んでボコボコにしてやりましょう」

「威勢がいいな。その威勢が何秒持つか見ものだ」

「よし、表出ろやぁ!!!」

「やるなら広いとこでやってくれよ」

「そうだな、じゃあちょっと前に更地になった東地区行くか」

「私達も見に行こー」

「レルが戦ってるのを見るのは何気に初めてかもですね」


よぉーし、ヒューマンの底力見せてやるよ。

エンジェル風情がヒューマン舐めてると痛い目見るってのをわからせてやる。

ぶった斬って蜂の巣にしてこの前のエンジェルみたいに天輪奪ってやるよ。

あー楽しくなってきたなぁ。

久しぶりです。

羊木なさです。

レルって戦闘になると性格変わるんですね。

初めて知りました。

あとTwitterではウチのキャラクターに宣伝を任せてるので暇な人は見てあげてください。

それではまた来週会いましょう。

羊木なさでした。

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