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平行世界からの帰還

ビルの中に入り受付に向かう。

例の如く、受付のデーモンは俺の名前を知っていて32番のエレベーターに乗せられ、2分ほど上昇か下降してから扉が開く。


「レル様、こちらのゲートをお進み下さい」

「いつもありがとうございます。観測者さんにもよろしくお伝えください」


白い服を纏った従者のような方は何も言わずに頭を下げているだけだった。

覚悟を決めて目を瞑り、ゲートに足を踏み入れる。

このゲートに入るのは2回目だがこの浮遊感にはまだ慣れていない。

目を開けると先程と同じような空間に出る。


「レル様、そこのエレベーターをお使いください」

「ありがとうございます。こっちの観測者さんにもよろしくお伝えください」


またしても黙りこくったままだが、前もこんな感じだった気がする。

言われた通りエレベーターに乗り今度は30秒ほどでエレベーターが開く。

そのまま受付を通り過ぎて出口に向かい、外に出る。

外はすっかり夜になっていた。

さて、はやく店に帰らなければ。

ルドラに跨り、エイの群れを避けて店へと向かう。


「ただいま戻りましたー」

「レル大丈夫だった?」

「貴方2週間も何してたのよ」

「······待ってください。カレンさん好きな食べ物は?」

「え?龍の鱗チップスだけど?」

「イルさんは?」

「お肉」


ほぼ間違いなくここは元いた世界だろう。

だとすると俺は普通に2週間も倒れてたのか······。


「それで結局大丈夫なの?」

「あ、はい。ちょっと2週間気絶して平行世界に飛ばされてただけです」

「まあそれなら大丈夫かしら?」

「レルはゲロの臭いするからここのシャワー借りてきてねー」

「あ、はい」


そんなに臭ってるのか?

一応あっちの服にしたのに。

こんにちは、羊木なさです。

次週は新しい世界を投稿します。

ぜひ見ていってくださいね。

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