表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

18/38

神の店主と悪魔の見習い

「殺すぅ?お前が?」

「カレン、脅かさない」

「はーい」

「くっ、ご主人の許可さえあれば八つ裂きにしてやるのに······」


するとまたドアが開かれ一人の男性が現れる。


「迎えが長いと思い見に来てみれば、ラビ何をしているんだ」

「あっ······ご主人、これはその······」

「小言は後だ。その方たちを中へ入れなさい」

「はい······」


銀髪の店主は中へ戻って行った。


「ど······どうぞ······」

「お邪魔しまーす」


中に入るとまず目に付いたのは壁に飾られた数多の陶芸品。

そこからこの空間が引き伸ばされていることに気付く。


「さあかけてくれ」

「ありがとうございます」


店主はテーブルを挟んで反対側の椅子に

座り、俺たちはソファに座った。


「私はここの店主のエリトだ」

「私はイルです。これがカレンで反対側がレルです」

「そうか、それで今日はなんの用かな?」

「竹林さんの代理で食器を依頼しにきました」

「竹林か······。それなら今軽く造ってやろう、ほれ」


するとエリトさんの右手が光り、食器が現れた。


「しばらくはこれを使うといい。ちゃんとしたのは後日こちらから持っていく」

「ありがとうございます」


多分神族の類だな。

創造なんて普通の生き物が出来てたまるか。


「ラビ、これを箱に詰めてくれ」

「は、はい!」


ラビさんが食器を全て抱え別室に持っていく。


「あの子は悪魔でね、友人に頼まれて育てているんだ。機会があったら構ってあげて欲しい」

「ええ、わかりました」

「まだかかりそうだから、お茶を出そう」


また右手から茶碗を出し、そこにやかんを浮かして持ってきてお茶を注ぐ。

遅れてお茶菓子も俺たち3人の前に置かれる。


「すご!どうやってやったの!」

「こらカレン」

「いいんだよ、これは神力を使っていてね······」


エリトさんとカレンがしばらく話しているとトタトタと階段を下る音が聞こえる。


「どうやら、終わったようだね。それじゃあまた後日」

「よろしくお願いします」

「ご主人終わりました!」

「うん、じゃあそれをレルくんに渡してくれ」

「はい!」


ラビさんから箱を受け取って扉の前に立つ。


「それでは失礼します」

「じゃあね」

「ばいばい〜」

「さようならです」

「さ、さよなら〜」


扉を開けてさっさと帰路につく。

さ、はやく竹林さんにこれを届けないと。

みなさん、あけましておめでとうございます。

今年の目標は、ラーメンと同時に新しく連載を開始することです。

楽しみにしていてください。

それでは今年も羊木なさをよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ