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愚者たちの行進  作者: 春香秋灯
最強の妖精憑き
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騙されてばかりの男

 その男は、騙されてばかりでした。

 食べ物がない、と言われれば、持っている食べ物をあげてしまいます。

 お金がない、と言われれば、お金をあげてしまいます。

 だから、いつも貧乏です。


 そんな男に一目ぼれした皇女様。

 毎日、貧しい暮らしですが、皇女様は幸せでした。


 ある日、男が男の子どもを連れてきました。

 なんと、人買いに殴る蹴るをされて可哀想だから、と有り金全部で買ったそうです。

 それは、今日のパンを買うためのお金でした。


 でも、皇女様は許しました。

 そして、男の子にいいます。


 もう、自由ですよ。


 男の子は言いました。


 ぜひ、一生をかけて、仕えさせてください。


 なんと、この男の子は、人となった妖精でした。

 妖精は、この貧乏な夫婦に、たくさんの幸福をもたらしました。

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