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彼女が作る僕との変な日常  作者: hlnqo
一章
11/15

放課後の僕

「相崎~ちゃんと待っててくれたんだね」


僕たちは放課後にカフェに行く約束をしていたため花見を待っていた

待っていたといっても来るのが遅すぎてかれこれ1時間半はとっくに超えている

そうしてやっときた花見は何事もなかったかのように話された

僕の心情はどうなっているだろう、図解化してみようか


まず、一番大きく陣取っているのが『無』これは当たり前だろう

次に謝らかったことへの怒り?みたいなのがふよふよしている

で最後になんだこいつはみたいな疑問形みたいなやつがいる

一番最後のは何かが僕にもわからん

いつも通りだな


「早く歩いてよ早くしないとカフェしまっちゃうよ」


「そんな早く閉まるわけないだろう」


「それでもはやくいきたいの」


花見のわがままに付き合う気はみじんもないがとりあえずさっきよりも少し早いペースで歩き始めた


数分で目的のカフェについた。外装はシンプル目で派手な感じを出さない大人のカフェという印象が強い

お店の中に入ると、外装とマッチしたような雰囲気があり従業員一人一人がこちらを見て歓迎してくれた。このようなお店に入るとなんだか気分がよくなる。

席に座りメニューを見ていると


「ねね、どう思う?このお店」


意味の分からない質問が飛んできた。

は?ととても小さな声でいってたらしく

え?と花見に言われた


「大人っぽい感じのカフェだな、この店の雰囲気は好みではある」


「ならよかったせっかく連れてきたところ感想が最悪、とかだったらどうしようって思ってたから」


僕がそんなこと言うと思うか?そう聞くともしかしたらよ、と言われた

もしかしたらでもそんなことを言うような感じがあったんだと直さないとな、そう思った


とりあえず適当にコーヒーを頼んで話をしていた


「相崎ってこんな感じのお店ってよく来るの?」


「こない」


「じゃあどんなお店?」


「気分」


「話が続かなそうだから話題を変えるわ。」


お!いい判断だと思った。少し長くいると僕が反応を示さないような話は大体話は分かってくるか


コーヒーを啜って花見は話を続けた


「相崎はどんな日常を好んでいるの?」


「そりゃあ一人で周りを気にしないような生活だ」


「わかってた」


「じゃあなんで聞こうと思ったんだ?」


「気分よ」


「ああそう」


花見はコーヒーを啜って話を続けようとしていたが

僕の食いつくような話題が出てこなかったのか俯いて話さなくなってしまった

何だか気まずかったので


「もう帰ろうか」


そう言って残りのコーヒーを飲んで店から出た

お店から出たとき花見の顔が赤かったのは気のせいか

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