第二の人生
魔法で上空を飛んで辺りを見渡す。
それらしい物は見つからない。
魔力を解放する。
どん!
ウィルの体から魔力が立ち登る。
するとどこからか咆哮ご聞こえる。
ごぉーっと大地が揺れるような咆哮だ
「来たか」
どこからだ、どこから来る、
「来た!」
目の前をこっちを向かって走ってくる一頭の魔獣
大猿だ!
ぐわっと飛び跳ね思い切り殴って来た
(なんちゅー跳躍力だよっ、こっちは上空だぞ!)
ガード!
ばかん!と凄まじ音を立てて地に落とされるウィル
殴った勢い止まらずそのまま追撃をしてくる。
ドゴン!ドゴンとラッシュが止まらない。
「いい加減にしろ!」
魔力を全力で解放して大猿を引き剥がす
「少し本気でやってやるよ」
ウィルの体が変化していく。
隠していた角があらわになり皮膚が赤黒なって行く
モード四天王!(今名付けた)
ぐおーー!と向かって来る魔獣に身構える
魔獣の素早い右パンチをさっとかわして懐に入る、そしてお腹をアッパー気味に殴る
ドォン!と音と共に後方に飛ばす。
魔獣もすかさず反撃をする。今度は口から魔力の咆哮を吐き出す。
ウィルの前にデカい魔法陣が出現。魔力の咆哮をガード
「!?」
ガード後魔獣が消えた
魔獣は咆哮を撃った後、後ろに周りこんでいた
両手をハンマーみたいにして叩き込む魔獣
ぼこおん!
それを片手で防ぐウィル
何かを感じとったのか距離を取る魔獣
「次はこっちから行くぞ!」
びゅん!と高速で魔獣に接近、顔を殴る
後ろに周り背中を片足で蹴り上げ上空へ飛ばす
そこから手に魔力を込め剣のように伸ばす
空で串刺しになる魔獣。
「弾けろ!」
キーンと剣が光だしドォンと爆発
魔獣は空中で四散した。
「回り込むのはよかった。だが相手が悪かったな」
魔獣は死ぬと魔石を落とす。
「これを拾って帰ればいいんだな」
そして小屋に戻る。
ガチャと開けようとすると黒髪でロングの可愛らしい女の子が居た。
鎧を脱いだミヤビだ。
「ウィルさーん!無事だったんだですね!」
涙目で抱きついて来た。
「あぁ、なんとかな」
「ルイス!これでいいんだろ?」
魔石を渡す。
「討伐おめでとう、君には簡単だったかな?」