表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
四天王の再就職  作者: 鹿
6/15

第二の人生


 やることは決まった。

 

 それをする為にはまずアレをやらなくては


  ミヤビがガシャガシャいいながら話し掛けてきた。


 「ウィルさん!まずはメンバーを揃えましょう!」


 「ミヤビ‥それよりもやることはあるだろ?」


 「やること?」


 「そのごつい鎧の呪いを解くんだよ」


  「あ、馴染んでたんで忘れてました」

 

 聖職者に頼んで解いてもらうことに教会に足を運んだ。


 「あの〜この鎧の呪いを解いて欲しいんだけど」


  「呪いですか、見せてください」



  教会の神父さんがミヤビの鎧を調べる。



  「この鎧には大変古い呪いが掛かっています」


  「今の私共にどうすることもできません」


  「ですが、この街の北にあるサンルイ岳のふもとにいるルイスという方なら解けるかもしれません」


 「わかりました、ありがとうございます」


 別れの挨拶をして教会を出た


 「ウィルさん、ここからサンルイ岳は少し遠いですが、あの時みたいに魔法で行くんですか?」


 「うん、今回も魔法で飛んでいこうかな」


 「思ったけど、ミヤビお前Aランクなんだから魔法使えるんじゃないか?」



「それがですね、魔力量は多いんですが細かい魔力操作が苦手でして。飛ぶとかそういうのはできないんです」


 「マジか」


 「マジです」


 「仕方ないな、操作は後で教えるよ」


  「ありがとうございます!」


 「それじゃ行きますか!」


 一旦サンルイ岳の近くの村に降りる



 村の名前は『ロール』サンタカルとは違って村なので穏やかな雰囲気が流れてる。


 「いい感じの村ですね」


 村にはふさわしくないガシャガシャと音を立ててるミヤビ


 「安定の酒場で情報収集と依頼探しだな」


 「依頼?お金のことなら大丈夫ですよ、家出した時少し持ってきましたから」


 「え?金あるの?」


 「あてにしてもらうほどは無いですけど」

 

言い忘れて居ましたけどと言って腰に着いてる袋から小袋が出て来た中には金貨が十枚銀貨が15枚銅貨かが二十枚入ってた


 「金貨十枚ってけっこう持ってるなさてはミヤビの家は少々金持ちなのでは?」

 

 「いえ、そんなことはないですよ、ウィルさんが貧乏なだげ」


 説明し忘れたが国や地域によって流通してる通貨が違う為、旅をしながら仕事をする者にとって金や銀、銅などはお金として持ち歩くことが主である


 冒険者は特にその色が強い為報酬も金貨や銀貨などで支払われることが多い

  

 「その金、俺も使っていいの?」

 

 「もちろん無駄遣いはダメですがパーティなのでこのお金は私達の活動資金にしましょう」



 「じゃあ情報収集だけしてくるか」


  ガチャっと酒場に入る。街の酒場と違って賑やかでは無い。


 (人はあまり居ないな)


 マスターに声を掛けてみる


 「俺は冒険者でウィルっていう者だ」


「マスター、ここら辺でルイスって奴を知らないか?」

  

  「ルイスか‥この村からサンルイ岳に向かう道がある。その道を行けばふもとに着けるそこに住んでるぞ」


 「ありがとう」


  チップを置いて酒場を後にした。


 「案外簡単に見つかりましたね」


 「そうだね」


 「直ぐ行きますか?」


 ぐぅーっと腹の音がする


  「飯食ってから行くか」

  

  「そ、そうですね」

 

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ