探偵物語
キョロキョロ腕を組みながら家の中を見渡している探偵。
ようやくこちらに気づいたのか一言。
「あっみなさん、初めまして。わたくし探偵をやらさせてもらってます。"レク"と申します。
ただいま未解決事件の捜査に協力していんですが中々手がかりが見つからなくてねぇ・・・
なんでもこの建物の中に入ったものは必ず行方不明になるらしんだ。」
そういうとレクと名乗る探偵はまた建物の中を見渡す。
「ちょっと今一度、頭の中を整理しよう。
この建物に入ったものは必ず行方不明になる。ということは必ず誰か後ろから付いていっている。
あとはどんなトリックを使って人を行方不明にするかだな。
犯人は隠れて付いて行ったあと、こっそりとあの窓から侵入し・・・・いや、まてよ?この窓からは侵入できないようになってるぞ?じゃあ犯人はどこから一体!?」
周りを見渡すレク
するとあることに気がついた。
「これは・・・」
レクが見つけたのは床にある小さな穴。
「落ち葉で隠れて気づかなかったが、なんだこれは。」
レクは床に広がった落ち葉を払いのけると床にフタがかぶさっているではないか。
「なんだこれは。地下に繋がってるとでもいうのか?」
レクはフタを取ったあとライトで下を照らす。
「誰かいますかー?」
"シーン"と静かな地下にはレクの声だけが響き渡る。
「これは何かヒントに繋がるかもしれない」
レクはそうつぶやくと恐る恐る足を踏み入れた。
暗く長い奇妙な階段。
1歩1歩下っていくが中々下にたどり着かない。
"キーン、バタン"
上のフタが閉まっのだ。
その音にビックリしたレクは足を踏み外してしまい
ゴロゴロと階段を転げ落ちていって気を失ってしまった・・・