第九十一話 VS魔導人形ガーディアン
拙い文章、人物、状況情報など色々欠けてると思いますが、よろしくお願いします!
5Mの角張った人型ロボットのような魔導人形ガーディアンはガッコンガッコンと音を立てて動く。
「おぉ、動いた!?」
リュウが驚いた。クレアもほぉ~と面白げに眺めていた。
「皆!今までの敵とは違い、なにかギミックがあるはず!!それに注意なさい!!」
リーゼが剣を構え、戦闘体勢に入ってる皆に注意を促した。
「(ギミック?)」
リュウが首を捻る。すると魔導人形ガーディアンは離れたリュウに向けて腕を伸ばし、パンチを構える。
「・・・?」
リュウからしたら、間合いがあるのに何故?と訳分からない表情した。
「ロケットパンチ!!」
なんと魔導人形ガーディアンの腕がポンッと切り離され、勢い良くリュウをパンチする。
「ぐはぁぁぁぁぁ!!」
完全に油断していたリュウはまともに食らい、吹っ飛んでしまう。思いがけない攻撃に一時戦線離脱するほど飛ばされてしまうリュウであった。
「注意したのになんで食らうのよ!!」
リーゼがその様子にツッコミを入れた。
「あらあらぁ~。」
クレアが飛ばされて星となるリュウを眺める。
魔導人形ガーディアンの腕が戻る。次の標的をメイファに定める。
「影分身!!」
メイファが実体のない三人を出し、メイファのお得意の撹乱戦法で魔導人形ガーディアンを撹乱しようとした。
「熱源探知!!」
魔導人形ガーディアンはすぐさま熱でメイファの実体を割り出し、パンチする。
「くっ!」
メイファがかろうじて避けるも魔導人形ガーディアンの次なるギミックが飛び出す。
「アイレーザー!!」
「ギニャッ!!」
両目からレーザーが発射され、メイファに当たり、裂傷を負わせた。
「メイファ!!よくも!!」
アイリンが「エルフ魔法(上級)・植物召還!!」で魔導人形ガーディアンに負け劣らずの巨木を出す。
「最強技・植物パンチ!!」
枝で束ねたパンチを魔導人形ガーディアンに食らわす。
魔導人形ガーディアンは余裕で受け止めた。またもやギミックがまた飛び出す。
「火炎放射!!」
魔導人形ガーディアンの口から広範囲の火炎放射が出て、巨木を燃やした。
「くっ・・・。」
アイリンが火炎放射により、たまらず下がった。
リーゼが「神速!」と素早く魔導人形ガーディアンの足元に近づく。
「魔導人形は間接の継ぎ目が脆いはず!!」
リーゼは足の裏側に回り込む。片方の膝関節を狙い、剣を一閃する。
「豪腕・竜殺し!!」
見事に片方の分厚い膝間接を斬った。魔導人形ガーディアンはこれにより、バランスを崩した。
「ぬおっ!」
操縦室にいるフトッチョがたまらず叫んだ。
「リーゼぇぇぇぇ!金かけてるのによくもぉぉぉ!!」
「どんどん斬っていくわ!覚悟なさい!!」
リーゼが続けて斬りに行こうとすると魔導人形ガーディアンがまたもやギミックが飛び出す。
「ホバークラフト!!」
魔導人形ガーディアンの背中や脚部から空気が大量噴射され、なんと浮いた。重量級の巨体が浮くとは思わず、リーゼが驚いた。
「体当たりプレス!!」
巨体を大の字にリーゼを覆うかのように潰そうとした。
「くっ!神速!!」
リーゼは潰される前に素早く脱出し、クレアの前に転がり込んだ。地面に体当たりした魔導人形ガーディアンは「ホバークラフト!」でまた浮く。
「ふふふっ、大丈夫~?」
クレアが面白がるようにリーゼに訊いた。
「クレア!見てないで協力なさい!!」
「え~リーゼの必死な表情を見ていたいのだけどぉ~。」
「クレア!!」
「はいはい~。」
仲の悪いリーゼとクレアがタッグとなり、魔導人形ガーディアンに立ち向かうのだった。
◇◇ジランド王国城◇◇
ジランド王国城内ではランドルフ王が暗殺されたことにより、混乱が発生していた。その最中を乗じて、ネクラやクーデターに協力する没落した騎士貴族の妻たち、正体不明の団体が闊歩していた。
玉座が構える謁見の間の造形張った大きな扉の前まで問題なく到着してしまう。
「キヒヒ、ランドルフ王の死に様を見届けてあげましょう!!」
歴史学者であるネクラは歴史の目撃者として立ち会う興奮を抑えきれないのか、扉を開け放つ。
「さぁ、見せてください!歴史の転換を!!」
ランドルフ王が死んだことを信じて疑わないネクラたちが謁見の間に入場するのであった。
◇◇ジランド王国城から1キロ離れた建物◇◇
「やったぜぇぇぇ!!これで未来永劫遊べる金が手に入るぜぇぇぇ!!」
元締め代理がガッツポーズを取る。
「呑気なものだ。」
オウギは静かに小刀を逆手に持ち出していた。その刃先は元締め代理に向けているようにも見えた。
「あ?なんでそれを出す?」
元締め代理が小刀にビクッと身構える。
「まさか裏切るつもりか?!何故だ?!ここまで来て・・・?」
「伏せろ。」
オウギはすぐ伏せるが、元締め代理は反応が遅れた。
「剣技・裂空斬!!」
剣の一閃の斬撃が飛んできた。
「ぎゃぁ!!」
元締め代理が腕に斬撃を受け、裂傷が出来た。
「王の直属の近衛騎士たちだ。さすがだ。あの狙撃の一発で場所が割れたとはな。」
建物の屋根から屋根へと高速移動する近衛騎士たちの影が見えた。
「うわぁぁ、ここまできて死ぬわけにはいかねぇってんだ!!」
元締め代理は逃げようとするが、オウギは立ち向かう。
「お前は逃げねぇのかよ?!」
「一戦交えて、事を大きくする。」
「・・・どういう意味だそりゃ?」
「明日の新聞の見出しはクーデター失敗ということさ。」
オウギはかすかに笑う。
「お、お前!!まさかランドルフ王は・・・?」
◇◇◇◇◇
巨体の魔導人形ガーディアンは片足を失い、「ホバリング」で空気を噴射し、低空で空中浮遊していた。リーゼとクレアが見上げる。
「おのれぇぇぇ!」
魔導人形ガーディアンの操縦室で歯軋りするフトッチョ。そしてリーゼとクレアに狙いを定める。
「アイレーザー!!」
魔導人形ガーディアンの目から広範囲にレーザーが照射された。リーゼが避け、クレアは魔法を繰り出す。
「氷魔法(中級)(弱体化)・氷の壁。」
クレアの前に氷の壁が発現し、レーザーを受け止める。・・・が、屈折して、リーゼの方に向かってしまう。
「あら?」
クレアが思いもよらないといった表情した。
「きゃっ!!」
リーゼは身を捻って、屈折したレーザーを避けた。
「・・・クレア。」
リーゼがジト目でクレアのほうを見た。
「ごめんねぇ~わざとじゃないのよぉ。」
クレアは悪びれもせずにてぺぺろっと舌を出した。その態度にリーゼが「#」と怒りマークを作った。
魔導人形ガーディアンがリーゼに向けて腕を伸ばし、パンチポーズを取る。
「ロケットパンチ!!」
腕からボンッと切り離され、リーゼを攻撃しようとした。それに対してリーゼは剣を振りかぶる。
「剣技・衝撃一閃!!」
大きな剣圧を出し、ロケットパンチの軌道をクレアに向けて変えさせた。
「!?」
クレアが驚きながら、ロケットパンチを片手で受け止めた。
「・・・リーゼぇ~。」
クレアがロケットパンチを魔導人形ガーディアンにポイッと投げつけ返し、リーゼをジト目で見た。
「あら、わざとじゃないわよ。」
リーゼはそう言うもの、口元がやや笑っているかのようだった。クレアが「#」と怒りマークを作った。
「あらぁ・・うふふふ。」
クレアが不敵な笑みを浮かべる。
「不可抗力なら、仕方がないわよね。」
リーゼもまた不敵な笑みを浮かべる。お互いに目をバチバチにして、剣呑な雰囲気を醸し出した。
「・・・我輩をスルーしてないか?」
魔導人形ガーディアンの中にいるフトッチョがリーゼとクレアの様子に困惑しながら、戦いを続ける。
その間、アイリンは負傷したメイファに回復魔法をかけて、治療していた。そしてメイファが回復した。
「治ったニャ!フトッチョ!!さっきはやってくれたニャ!!ギタギタにするニャー!!」
いきり立つメイファが戦いの場に目を向く。すると目を疑う光景が飛び込んだ。
「神速剣・全突!!」
「鞭技・閃光千鞭!!」
リーゼとクレア両者は魔導人形ガーディアンを挟み、技を繰り出す。
「っと!鞭が当たるところだったわよ!!わざとでしょ!!」
「不可抗力よぉ。きゃっ。剣が当たるところだったわぁ!!」
リーゼとクレアがお互いに文句を言いながら、魔導人形ガーディアンを攻撃していた。いや、正確にはリーゼとクレアが魔導人形ガーディアンを挟んで大喧嘩をやらかしていたのだ。
「ちょっと怒ったわぁ~。」
クレアが魔導人形ガーディアンの片足を鞭で縛った。
「えーい!!」
巨体の魔導人形ガーディアンをハンマー投げのように振り回し、リーゼにぶつけようとした。
「!?豪腕・竜殺し!!」
リーゼは咄嗟に魔導人形ガーディアンの片足を斬った。その勢いで魔導人形ガーディアンはハンマー投げのように飛び、フトッチョの屋敷にドガァァッと倒れこんだ。フトッチョの屋敷が半壊した。
「クレア!!今のは明らかにわざとでしょ!!」
「違うわよぉ~。魔導人形ガーディアンを攻撃しただけよぉ~。」
リーゼとクレアがガルルル・・・と睨み合っていた。その様子にメイファとアイリンが困惑していた。
「派手な喧嘩ニャァ・・・。」
「喧嘩に巻き込まれたくないから、手出し無用・・・。」
二人は一歩引いて立ち尽くすのだった。
両足を失った魔導人形ガーディアンが「ホバークラフト」で浮き、フトッチョの屋敷が半壊したことでフトッチョは憤怒した。
「貴様らぁー!最強技をお見舞いしてやる!!」
魔導人形ガーディアンは低空浮遊しながら、両腕を閉じた。両腕が変形し、砲台を作り出し、リーゼとクレアに向けて構える。依然としてもリーゼとクレアは喧嘩していた。
「おい!我輩を無視するなぁー!!」
魔導人形ガーディアンの中にいるフトッチョがたまらずリーゼとクレアに怒鳴る。
「「五月蝿い!」」
リーゼとクレアが同時にギロッと怖い目付きで魔導人形ガーディアンを睨み付ける。
「ひぃ・・・。」
フトッチョはリーゼとクレアのあまりの気迫に怯える。
「最強技・魔導砲・・・」
慌てて最強技を繰り出そうとするが、魔導人形ガーディアンの両腕の砲台が斬られ、落ちた。
「え・・・。」
フトッチョが何が起きたのか認識できなかった。どうやらリーゼが「神速剣」で斬ったようだ。
「くっ・・・火炎ほう・・・。」
達磨となった魔導人形ガーディアンの口から、悪あがきかのように火炎放射を繰り出そうとするが、クレアが鞭で首辺りを縛り、もぎ取った。
「み、見えなくなった・・・。」
魔導人形ガーディアンの目の役割していた顔を失い、操縦室にいるフトッチョがたまらず恐怖に襲われた。そして、低空浮遊していた胴体部分の魔導人形ガーディアンは地面に仰向けに倒れこんだ。
「白金貨100枚つぎ込んだ我輩の最強の魔導人形ガーディアンが・・・負けた?」
操縦室にいるフトッチョが自失呆然しているとバリバリと分厚い装甲が剥がれ、怖い表情したリーゼとクレアがそこにいた。
「ひ・・・。」
怯えるフトッチョ。リーゼとクレアがフトッチョを見下す。
「ふふふ~元と言えばあなたのせいよねぇ~。タマを潰すわ。」
クレアが靴のハイヒールの凸部分でフトッチョのアソコを思いきり蹴った。
「◎△$♪×¥●&%#?!」
フトッチョが声にならない悲鳴を上げた。
「フトッチョ!元と言えばお前が悪巧みするからよ!!」
リーゼがフトッチョをパンチした。
「あびゅぅぅぅぅー!!」
リーゼとクレアがフトッチョをボコボコにした。そして一時戦線離脱していたリュウが戻ってきた時は戦いが終わっていたのだった・・・。
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