第四十五話 覇竜VSジャイアントスネーク
拙い文章、人物、状況情報など色々欠けてると思いますが、よろしくお願いします!
覇竜は高さが10M級、翼を広げた状態での全幅が20M級の銀色輝く巨大なドラゴン。それに対するジャイアントスネークは顔が5Mあり、全長20Mはあろうかという細長く巨大な蛇。
覇竜とジャイアントスネークが相対する様子はさながら怪獣決戦のような光景だった。
ジャイアントスネーク
HP29000/32000
MP0/0
攻撃力9000
防御力10000
魔力 0
敏捷性350
―魔法―
なし
―スキル―
地潜り
自己再生
毒液
麻痺液
巻き付き
スネークトゥース
スポイル・デッドエンド
「ふ・・・ふん!リュウが覇竜だったのは驚いたが、ちょうどいい!!駆除してやろう!!」
ダークが悪役らしく覇竜に指差していきり立った。同時に「(念のため、覇竜を鑑定魔法で調べてみるか。)」と密かに鑑定魔法を覇竜にかける。
覇竜
HP80000/80000
MP15000/15000
攻撃力15000
防御力18000
魔力7000
敏捷性50
ー魔法ー
火魔法(極大)
水魔法(極大)
風魔法(極大)
雷魔法(極大)
光魔法(極大)
ドラゴン魔法
回復魔法(中級)
補助魔法(中級)
収納魔法
人化魔法
ースキルー
ドラゴンクロー
ドラゴントゥース
ドラゴンテイル
ドラゴンブレス
ドラゴンスキン
自己再生
悪食
気配探知
魔力探知
ダークは「な・・・。」とステータスの差に焦りの表情を出す。ステータスだけを見れば圧倒的に覇竜の方が上だ。かの魔竜よりも。だが、それはステータス上でのことだ。
「(まともに戦えばやられる・・・が、最強技のスポイル・デッドエンドが決まれば、どんなに強かろうとも死を与えることができる!!)」
いかにステータスが強力であろうとも戦闘の状況、スキルや魔法により差を埋めることは可能。そしてジャイアントスネークは一撃必殺の技を持ち合わせているようだ。あとはいかに一撃必殺の技を繰り出せるかといったことをダークは考えている。
「まともに戦うな!潜れ!!」
ダークは不意打ちに持ち込んで一撃必殺の技を繰り出す考えに行き着いた。ジャイアントスネークがその通りに潜ろうとするが、「そうはさせるか!」と覇竜が地中に潜りかけるジャイアントスネークの尻尾を掴む。
「うおぉぉぉぉ!!」
一本背負いかのように尻尾を振り回すと地中に潜っていたジャイアントスネークが勢いよく出てきて、そのまま森林をなぎ倒しながら地面に叩きつける。
「シャァァァァッ!!」
ジャイアントスネークの悲鳴が上がる。
「くっ!巻き付け!」
ダークが焦りながら、ジャイアントスネークに指示する。ジャイアントスネークが覇竜に素早く巻き付く。
「そのまま締め付けて最強技スポイル・デッドエンドを・・ッ!?」
覇竜は力付くで振りほどき、ジャイアントスネークの頭をつかんで、翼を広げ、上空に飛び立つ。手足のないジャイアントスネークはただもがくだけだった。
覇竜は上空のある程度に達したら、反転した。そのまま急降下し、その勢いでジャイアントスネークを離し、頭から地面に激突させた。ドガァァァァッと激しい地響きがなり、土煙が舞い上がる。覇竜は上手く翼を広げ、風の抵抗を利用し、ボバリング着地した。
ジャイアントスネークは大ダメージを負い、自己再生するが、覇竜に対して完全に怯えていた。
「く、くそぉぉ!最強技スポイル・デッドエンドをやれぇー!!」
ダークが叫ぶとジャイアントスネークは破れかぶれに牙を出して、突っ込んで来た。
「何か狙っているのはわかっていた。」
覇竜はダークの狙いをわかっていたようで冷静に鉤爪である手を振る。
「ドラゴンクロー!!」
ジャイアントスネークの首を一瞬ではねた。
「ギャァァァァァァツ!!」
断末魔の悲鳴を上げるジャイアントスネーク。覇竜の一撃で戦闘不能になるかと思われたが、ダークの目は諦めていない。
「今だぁぁ!今が一番油断している瞬間だぁ!!」
その言葉通りに首だけになったジャイアントスネークの目が光り、覇竜に噛みつこうとした。
「そのクラスの魔物はしぶといのはわかっているさ。」
覇竜は予測していたのかあらかじめ口にエネルギーを収束していた。
「なんだと・・・。」
ダークが通常なら油断している好機にも関わらず、覇竜は反撃の準備していたのだ。
「ドラゴンブレス!!」
そのエネルギー弾が首だけになったジャイアントスネークを消し去り、上空に放物線を描くように流れていった。
「あとは貴様だな。」
覇竜がダークにギロッと目を向ける。ダークは何やら詠唱していた。
「なにを・・・・?」
覇竜はハッとする。この詠唱に聞き覚えがあった。脳裏に賢者マクスウェルの最強魔法を思い出す。ダークは多彩な魔法を扱える賢者マクスウェルの弟子。となれば最強魔法を受け継いでもおかしくない。
「ま、まさか!」
覇竜は空を見上げる。ダークはクククと笑う。
「そのまさかだ!食らえー!最強魔法・クレイジーコメット!!」
隕石が覇竜に目掛けて落ちてくる。隕石が落ちれば、覇竜のいる南の山が平らになるだろう。
「ハハハ!闇魔法(上級)・闇移動!!」
ダークはその場から逃げるように姿を消した。
「おのれ!ダークめ!!」
覇竜は高速で落ちてくる隕石を「ドラゴンブレス!!」で対抗した。だが、力負けしてるのか、スピードを緩める気配を見せない。
覇竜はドラゴンブレスの攻撃中に倒れているリーゼと何故かジャイアントスネークの胴体を見やる。
「(守らねばいかんな・・・。)」
ドラゴンブレスの出力を上げた。そして隕石にヒビが入り、やがて砕け、破片が周りにどんどん落ちていった。
「なんとかなったか。」
覇竜はダークのいた場所に目をやる。既にその姿はなかった。
「(ダークは逃げていったか。それよりもリーゼたちだ。)」
覇竜は首のないジャイアントスネークの胴体に近づく。
「(気配探知でメイファとアイリンが生きていることはわかってる。)」
胴体を「ドラゴンクロー」による爪で解体すると気を失ってるメイファとアイリンが出てきた。
「無事だな。」
そっとメイファとアイリンを介抱する。覇竜は首のないジャイアントスネークの処遇を考える。
「ジャイアントスネークを冒険ギルドに持ち込もう。それで美味い食事を・・・。」
覇竜は涎をじゅるりと垂らしながら、首のないジャイアントスネークの胴体を収納魔法で収納する。
メイファとアイリンを運び、気を失ってるリーゼと一緒に寝かせる。
「回復魔法(中級)・エリアヒール!」
覇竜が三人を回復させる。だが、まだ気を失ってる。三人を両手の鉤爪でそっと持ち、山の麓まで飛ぶ。麓につくと三人をそっと降ろし、覇竜は「人化魔法・人間変化!!」と人間姿のリュウに変身した。
リュウは隠してるところから馬を出し、収納魔法から馬車を出し、つないだ。馬車に気絶してるリーゼたちを乗せる。
「(ここまでやったのはいいが・・・馬を操ったことないな・・・。)」
リュウは馬車の前方に座り、馬の手綱をつかんで、固まっている。普段、リーゼかメイファが操ってるからだ。リュウは仕方がないと言わんばかりの表情をする。
「馬・・・マッスグイケ!!」
リュウの背後に擬似的にドラゴンが現れ、威圧的に声をかけた。馬は本能的にビビり、言うことを聞いてくれた。
「よし・・・。」
馬を無理矢理言うことを聞かせ、ジランド王国に向けて、しばらく駆ける。その間、気絶してるリーゼは夢を見る。
◇◇リーゼの夢◇◇
リュウが覇竜に変身しているところをおぼろげに目撃するリーゼ。
「リュウ・・・あなたは・・・?」
覇竜はリーゼに振り返る。満面の笑みだった。
「さらばだ。」
「ま、待って・・・。待って!!」
覇竜は翼を広げ、上空の彼方に飛び去っていく。リーゼが呆然と立ち尽くす。そしてプッツンと途切れる音がした。
◇◇リーゼの夢終了◇◇
「待って!リュウ!!」
リーゼがガバッと起き上がる。
「目が覚めたニャ!!」
メイファがリーゼを覗き込んでいた。アイリンが「大丈夫?飲み物いる?」と声をかける。
「こ、ここは・・・?」
リーゼは周りを見回し、馬車内と認識した。そして馬を操ってるリュウを見た。
「リュウ!ジャイアントスネークは!?ダークは!?」
リュウはメイファやアイリンと同じように質問されたこともあり、その返答は既に準備されていた。
「覇竜が現れ、ジャイアントスネークを倒してくれた。だが、ダークは逃げられた。」
返答に詰まったり、誤魔化す時、挙動不審になりやすいリュウだったが、今回はこの返答に嘘はない。だから挙動不審になることもなかったのだ。
「覇竜様が・・・。そう・・・。」
リーゼが目を落とした。
「ごめんなさい。ジャイアントスネークに太刀打ち出来ず、皆の命の危機を晒してしまったわ。Aランク冒険者になって浮かれていたかもしれない。」
リーゼが瞬光の戦乙女チームリーダーとして責任を感じ、頭を下げた。
「そんなことないニャ!アタイなんて何も出来なかった!!」
「私も魔法が全然通用しなかった・・・。」
三人の雰囲気が暗くなる。それを聞いたリュウがフォローをかけるように言う。
「・・・悔しいなら強くなればいいさ。覇竜はリーゼたちの成長を楽しみにしているようだ。」
「「「・・・・。」」」
三人が同時に目を合わせて、薄く笑う。
「覇竜様にお手合わせもお礼もできなかったけれど、次の機会までに覇竜様に一泡吹かせるほど強くなりましょう!!」
リーゼが元気付けるかのようにメイファ、アイリンに声をかけた。メイファとアイリンも応えるように力強く頷いてくれた。リュウはふっと笑う。
リーゼがリュウをじーっと凝視する。リュウは操舵しながら横目にリーゼの視線に「?」とする。
「それにしても・・・リュウが覇竜様になるなんてあるわけないよね。」
リーゼのふと呟いた言葉に「(見られてたのか??)」とギクッとするリュウであった。
「何言ってるニャ?」
メイファが笑い飛ばし、アイリンが「・・・。」と何かを考える表情する。
「まぁいいわ。リュウが馬を操れるなんて驚いたわ。メイファ、いつの間に教えたの?」
「いや、教えてないニャ。リーゼが教えたんじゃないのかニャ?」
メイファが首を横に振る。
「え?」
「ニャ?」
「・・・。」
リーゼとメイファとアイリンが顔を見合わせるのと同時にドガッと馬車が傾いた。どうやらリュウが土の凹みに気付かずにはまって傾いたようだ。
「す、すまん!」
平謝りするリュウ。リュウたちが馬車を降りて確認すると木製タイヤが壊れてた。馬車はもう使えない。これではジランド王国まで一日歩くことになるだろう。
「リュウー!!」
リーゼが怒気を放ちながら、リュウに詰め寄る。リュウは後ずさりながら、逃げようとする。
「待ちなさーい!そこに土下座しなさーい!!」
夕日に向かって逃げるリュウを追いかけるリーゼ。こうして覇竜討伐クエストは未達成で終わりを告げるのだった。
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