第十六.五話リュウを巡って争う!(人物紹介込み)
拙い文章、人物、状況情報など色々欠けてますが、よろしくお願いします!
冒険ギルドに向かって上機嫌な足取りをする一人の彼女。背が高く赤猫耳がつき、赤髪ショートカットで豊満な胸に鉄の胸当てが装備され、下半身はホットパンツで赤猫尻尾がふわりと舞い、まだら模様の赤猫足。その彼女の名前はメイファ・キャットナイツ。Cランク冒険者の18歳。獣人族である。
「ニャニャニャァ~今日はリュウに魔物解体を教えるニャァ~♪」
そしてリュウに恋する戦乙女。だが、メイファにはライバルがいる。そのライバルが別方向から冒険ギルドに向かう姿が。
 ̄ ̄別方向から冒険ギルド ̄ ̄
ロングの黒髪で耳長の小柄な一人の彼女。胸がぺったんこで灰色のローブを身に纏って、魔法使いの出で立ちに杖を持ちながら冒険ギルドに向かって歩く。その彼女の名前はアイリン・シュガーノート。Cランク冒険者で年齢不詳。エルフ族と人族のハーフである。
「今日はリュウに文字の読み書きを教える・・・。」
彼女もまたリュウに恋する戦乙女。そして冒険ギルド入り口前でメイファと鉢合わせする。お互いを認識したら、目をバチバチと弾けるかのように睨み合った。
「おはようニャ。ムッツリ年増。」
メイファの先制口撃にアイリンが「おはよ。アバズレ猫女。」と返した。お互い「・・・・」と無言になる。
「リュウはアタイの旦那ニャ!!」
「だめ。リュウは渡さない。」
メイファとアイリンが人目をはばからず喧嘩を始めるのだった・・・。
その数分前、冒険ギルドの食堂で紅茶を嗜む一人の彼女がいた。 金髪碧眼で髪をポニーテール風に束ねて、上半身に鎧を身に付けて、下は動きやすいように耐久性のあるスカートをはいてた。ミスリルの鉱石から作られた名剣ヴェンスレイを所持。
その彼女の名前はリーゼ・トランスロッド。瞬光の戦乙女チームリーダー。Bランク冒険者で20歳。貴族ではあるが、貴族としての結婚適齢期を過ぎ、行き遅れをコンプレックスに感じていた。
「いい天気ね・・・。」
リーゼは食堂の窓から朝日を眺め、優雅に紅茶を飲んでいた。そこにメイファとアイリンが鉢合わせするのを目撃してしまう。嫌な予感がしつつも様子を見るとメイファとアイリンが喧嘩を始めてしまい、リーゼは頭を抱えてしまった。
「朝から元気ね・・・。リュウのことで喧嘩してるんでしょうね。瞬光の戦乙女のはずが恋する戦乙女になってるわね・・・。」
そしてリーゼはリュウについて考える。
「(リュウは強くかつ15歳。将来はAランク冒険者になる可能性が高い。もしかしたら、成り上がり騎士貴族を狙えるのでは。世間知らずな面が多いけれど、学んで行けば大丈夫よね。そう思うと優良物件・・・。メイファもアイリンもリュウを捕まえたくなるのは無理もない。私も・・・。)」
リーゼはハッと「(何を考えてるのよ。)」と頭を横に振って、喧嘩しているメイファとアイリンを止めにいった。入れ違いで二つの折り曲がった角がつき、冒険服を着た彼が食堂に入る。
「おばちゃーん。たっくさん飯くださーい。」
そう言い、席に着く彼は主人公のリュウ。覇竜と呼ばれるドラゴンが人化魔法で人間の姿になり、冒険活動していた。蜥蜴族と人族とのハーフで15歳(500歳)と通す。バタバタしているリーゼたちをよそに料理まだかな~まだかな~と呑気にしていたのだった・・・。
 ̄ ̄人物紹介 ̄ ̄
主人公 リュウ(覇竜)
覇竜と呼ばれるドラゴンが人化魔法で二つの折り曲がった角を持つ人間となり、Dランク冒険者として活動する。正体を隠し、蜥蜴族と人族のハーフで15歳(500歳)と通している。
リーゼ・トランスロッド
金髪碧眼で「くっ、殺せ」的なありがちな容姿の女性。瞬光の戦乙女チームリーダーでリュウたちを取りまとめる。貴族でありながら、Bランク冒険者を務める。人族。
メイファ・キャットナイツ
全体的な容姿として上半身が赤猫耳のついた人族で下半身が赤猫尻尾、赤まだら模様の猫脚である。Cランク冒険者の十八歳。獣人族特有の強さこそが誉れの文化を持ち、リュウに恋する。
アイリン・シュガーノート
黒髪で長耳で小柄な女性。灰色のロープを身に纏い、杖を持ち歩く典型的な魔法使い。人族とエルフ族のハーフで年齢不詳。胸がぺったんこなのを気にしている。
セバスチャン(通称)
名前はオルド・ディーラー。貴族トランスロッド家の執事。白髪オールバックで白髭つき。元Sランク冒険者。覇竜と戦闘経験あり。人族。
カインズ・トランスロッド
リーゼの父。獅子のような髪型で大剣を背に家紋入りの全身鎧を着込む。覇竜と戦闘経験あり。人族。
賢者マクスウェル
白髭をたくわえ、古い布きれを着たヨボヨボ老人だが、あらゆる魔法に精通しており、覇竜と戦闘経験あり。人族。
ラインゴッド騎士団長
スキンヘッドで頬に傷があり、強面な男性。ジランド王国騎士団を仕切る団長。人族。リュウに違和感を持つ。
アンリ受付嬢
冒険ギルドの受付人。巨乳で紫色ショートボブ。人族。女性冒険者を個人的に応援しており、リーゼとは仲が良い。
ロック
ジャイアントロックドラゴンが人化魔法で人間となり、サンポート森林で身を潜め、傷を癒し中。
四大竜
暴竜、魔竜、神竜、覇竜の四体。すべての生態系の頂点に立ち、天変地異クラスの魔法を操ると言われる。人間の間では四大竜に対して怒らせないことを万国共通として認識している。
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