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第百三十二話最終決戦・VS邪悪竜ヤマタノオロチ④

拙い文章、人物、状況情報など色々欠けてると思いますが、よろしくお願いします!

予期せぬ神竜の登場に地上にいる神王代理ミカエルとシャルロッテ姫、サムライ、ニンジャ、リーナが驚く。


「神竜様っ!?」


シャルロッテ姫が神々しい純白の輝きを持つ神竜にやや興奮する。※シャルロッテ姫は神竜に会いたがっていたのだ。


背後に怪我を負ったランドルフ王と瀕死状態のカインズ。


「ミカエル。邪悪竜ヤマタノオロチがひとたび世界に現れたら、神竜は出てこれない話ではなかったか?」


ランドルフ王が神王代理ミカエルに問う。


「私にもわかりません・・・。だが、私たちの役目は王族の秘術である召喚返しを続行するのみ。」


神王代理ミカエルとシャルロッテ姫、リーナが王族の秘術である召喚返しの準備を進める。


 ̄場面転換 ̄


空にいる神竜と邪悪竜ヤマタノオロチの球状胴体のダーク憑き神王ヴァシュロンが対面する。


「神竜だと・・・。」


ダークが神竜の存在に脅威を感じる。


「残りの七つの黒龍よ!邪魔者を排除せよ!!」


ダークが早急に球状胴体から分離されている七つの黒龍がソルたちを襲う。※そのうちの一つの黒龍はリーゼによって倒された。)


七つの黒龍が一斉に攻撃ブレスを吐く。


「くっ・・・。」


ワイバーンを騎乗しているソルたちが巧みに手綱を操り、攻撃ブレスからそれぞれ逃げようとするが、限界が来る。


「メイファ、アイリン!ソルたち!!」


攻撃の対象から外れたリーゼがソルたちの危機に叫んだ。七つの黒龍の攻撃ブレスがソルたちに当たろうとする。


「そうはさせません。」


神竜が魔法を繰り出す。


「補助魔法(極大)・絶対障壁×5」


ソルたちに攻撃ブレスが当たり、煙が上がる。リーゼが緊迫感のある表情する。


「あ、あれ・・・なんともないニャ?」


攻撃ブレスを受けたメイファが自らの体を確認する。そして目の前に障壁が張られていた。攻撃ブレスに耐えうる強度を持ってるようだ。


「どうやら神竜の仕業のようだ。」


ソルが神竜を見やる。


「ちっ・・・戻れ!」


ダークが散らばってる七つの黒龍を呼び戻し、合体した。さらにリーゼによって倒された一つの黒龍も自己再生スキルによって戻り、八つの黒龍が揃う。完全なる邪悪竜ヤマタノオロチとして神竜と対面する。


「創造神フォルトゥナの使いである貴様・・・!どうやって、この世界に・・・?」


神竜と邪悪竜ヤマタノオロチは表裏一体の存在。片方が世界に顕現したら、もう片方は顕現出来ないはず。不可解な表情するダーク。だが、ハッと気付く。


「そうか・・・。覇竜の身体を使っているな!?」


「その通りです。」


神竜は覇竜の身体を使い、行動しているのだ。


「何しに来た!?この邪悪竜ヤマタノオロチを倒せるとでも言うのか?!」


ダークがギリッと歯を噛み締めるかのような表情で問う。


「・・・私では倒せない。」


神竜の返答にリーゼが驚く。


「(攻撃ブレスを防いだ神竜でさえ倒せない?!なら誰が倒せるというの・・・?)」


邪悪竜ヤマタノオロチの圧倒的な力にもはや対抗できる手段がリーゼたちにはなかったのだ。


神竜が話を続ける。


「マクスウェルの影なる者よ。」


ダークを差して言葉を投げかけた。


「自らの偽りの存在に嘆くことはない。」


ダークがギリッと怒りの表情する。


「貴様に何がわかる!?」


神竜とダークの話のやりとりにリーゼたちが「?」と訳わからない表情する。


「かつて私は創造神フォルトゥナ様と共にかの名高きマクスウェルを地獄に落とす際に立ち会った・・・。」


神竜が過去を振り返る。


 ̄回想 ̄


「マクスウェル。お前は悪事を働きすぎた。これから地獄に落とすが・・・反省しているようだから刑期は短くしてやる。」


創造神フォルトゥナがマクスウェルの罪状を告げ、地獄に落とすところに立ち会う神竜。


白髭をこさえてヨボヨボ老人の賢者マクスウェルは申し訳なさそうにしていた。


「一つ、頼まれてくれんかのぅ。」


「なんだ?」


「ダークを頼む。おそらく世界を滅ぼすであろう。」


「ふん。お前の造りだし存在意義なき人造生命体(ホムンクルス)か。不老不死の研究の過程で作り出した失敗なる偽りの存在。」


創造神フォルトゥナが面倒そうな表情する。


設定(プログラム)を逸脱した存在が私の創造し世界を滅ぼすというならば介入するさ。」


「いくら神なる私でも未来は設定(プログラム)出来ない。だが、お前はそれを見越して光魔法を覇竜に与えた。予防策を張っていたのだろう?」


創造神フォルトゥナが賢者マクスウェルに訊いた。


「まぁのぅ。」


コクッと頷く賢者マクスウェル。


「覇竜は面白き存在だ。魔物だというのに人間と仲良くしたがる。だから加護を与えた。」


「ほう?フォルトゥナ様も目にかけておられたとはのぅ。」


意外そうな表情する賢者マクスウェル。


「喋りすぎたか。もういいだろう。神竜。落とせ。」


創造神フォルトゥナが神竜に振る。神竜が呟く。


「ダークという人造生命体(ホムンクルス)はマクスウェルという拠り所を亡くし、存在意義を失う。世界の偽りの存在。例え死のうとも魂は無。ダークはそれに嘆き、破滅の道を歩む。」


神竜がマクスウェルを地獄に落とす準備する。


「マクスウェル。業深き罪を償いなさい。」


マクスウェルを地獄に落とした。


「さて、この先どうなるやら・・・。」


創造神フォルトゥナが来るべく破滅の未来を待つ。そしてその時は来たのだった・・・。


 ̄回想終了 ̄


「ダークが造り出された生命体?!」


リーゼとソルたち面々が驚愕の表情する。


「・・・あぁ、そうだ!!私はマクスウェルの影なる存在!!」


ダークが叫ぶと共鳴するかのように邪悪竜ヤマタノオロチもギャォォーと叫んだ。


「そして私を使い、マクスウェルの不老不死の完成を試みた!!だが、失敗に終わった!!」


「我が師マクスウェルよ!!私はあなたが必要なのだ!!だが、私は偽りの存在!!私は死ねば無と帰す!!」


「邪悪竜ヤマタノオロチの力を使い、我が師マクスウェルを生き返らせようと思ったが、肝心の墓すらなかった!!」


「(・・・だから墓の存在を訊いたのね。)」


ダークが怒りをぶちまける中、リーゼが墓を尋ねた目的を理解した。


邪悪竜ヤマタノオロチが動く。


「神竜!!消えろー!!」


ダークの指示に八つの黒龍が一斉に攻撃ブレスを放とうとする。


「ドラゴン魔法・時間操作、一時停止。」


「がっ・・・。」


邪悪竜ヤマタノオロチの動きが硬直し、ダーク憑き神王ヴァシュロンも止まった。


「こ、これは・・・。」


「ほんの少しですが、動きを止めました。」


「貴様に何が出来るというのだ!」


「創造神フォルトゥナ様の子孫である者よ。さぁおやりなさい。」


神竜が神王代理ミカエル、シャルロッテ姫、リーナに合図を送る。


「はい!」


シャルロッテ姫が返事した。


「王族の秘術・召喚返し!!」


天使族である三人からまばゆい光を放ち、邪悪竜ヤマタノオロチの周りに召喚返しの陣が現れる。


「こ、これは・・・召喚返し!?」


「さぁ、お戻りなさい。邪悪竜ヤマタノオロチは創造神フォルトゥナ様にきつく叱られなさいな。」


邪悪竜ヤマタノオロチがげぇぇっ!とじたばたする。


召喚返しの陣から渦巻きが発生し、巨体の邪悪竜ヤマタノオロチがだんだん小さくなる。


「こ、ここまで来て・・・私は無に帰すのか!?ふざけるなぁぁぁー!!世界を滅ぼすまでは死なん!!」


ダークの感情の高ぶりに邪悪竜ヤマタノオロチが呼応する。すると渦巻きによって小さくなっていったはずの邪悪竜ヤマタノオロチが再び巨体になっていく。


「ば、ばかな・・・。」


神王代理ミカエルが驚きを見せる。そして召喚返しの陣が壊れ、三人が吹っ飛ばされる。


「ミカエル様!シャルロッテ姫様!リーナ!」


サムライとニンジャが三人を介抱する。


「ダークの感情が邪悪竜ヤマタノオロチの力を引き出したようですね。」


神竜が召喚返しに失敗した理由を挙げた。


「はぁはぁ・・・。」


ダークが息を上げる。召喚返しに失敗し、邪悪竜ヤマタノオロチが再び神竜と対面する。


「よくもやってくれたな!」


「・・・仕方がありませんね。魔竜、暴竜。来なさい。」


瀕死状態の魔竜と暴竜がグググッと動き、翼を広げ、神竜と並ぶ。


「神竜ちゃん。こき使い荒いわよ~。」


魔竜がぶーたれる。


「・・・ふん。やるならさっさとやれ。」


暴竜は神竜がこれからやることをわかっているかのように言った。


「なんだ!?瀕死状態の魔竜と暴竜なぞ敵ではない!!」


ダークが神竜の目的を図りかねていた。


「私たちでは邪悪竜ヤマタノオロチは倒せない・・・が、覇竜なら可能。」


神竜が最強技を繰り出す。


「最強技・時間融合!!」


まるで圧縮されるかのように神竜を中心に魔竜と暴竜が融合する。するとピカァッまばゆい光を放つ。その場にいた面々が目をくらむ。


舞台は天界にいるリュウと創造神フォルトゥナに移るのであった・・・。

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