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第百二十九話最終決戦・VS邪悪竜ヤマタノオロチ①

拙い文章、人物、状況情報など色々欠けてると思いますが、よろしくお願いします!!

邪悪竜ヤマタノオロチが空中でカインズとラインゴッド騎士団長に向けて口を開く。


「ファイアブレス!!」

「アクアブレス!!」

「ロックブレス!!」

「エアロブレス!!」

「アイシクルブレス!!」

「サンダーブレス!!」

「ダークブレス!!」

「ドラゴンブレス!!」


八つの攻撃ブレスにカインズとラインゴッド騎士団長が「気合い防御!!」と防御スキルを発動する。


「ぐはぁぁぁぁー!!」


二人は耐えきれずに地面にめり込み、瀕死状態になる。


「まだ生きているのか・・・。しぶとい。」


邪悪竜ヤマタノオロチと融合体ダーク憑き神王ヴァシュロンがカインズたちの前に降り立つ。


「くっ・・・神王ヴァシュロン様の背後にいるのはダークだな。」


瀕死状態のカインズが神王ヴァシュロンの背後に黒い霧状のダークを確認する。


「我が師マクスウェルをたぶらかしたカインズ!!」


「マクスウェルのおっさんはこんなことを望んじゃいねぇ・・・。」


「我が師マクスウェルの様々な技術を奪ったお前が何をほざく!!ジランド王国が発展したのは我が師マクスウェルの技術を利用しただろうが!!魔導具しかり、魔導兵器しかり!!」


「ディモール王国がマクスウェルのおっさんの聞く耳を持たなかったからだろうが・・・。」


「人族至上主義で何が悪いんだ!!世界は人族が多数を占めている!!」


「それが間違ってんだ。」


「もういい・・・消えろ!!」


邪悪竜ヤマタノオロチの八つの攻撃ブレスを吐こうとする。


「ちっ・・・・。」


カインズたちが死の覚悟を決めた瞬間、八つの攻撃ブレスが放たれた。だが、カインズたちの前に立ちはだかる巨大な物体。


「オリハルコンの大盾!!」


大きなオリハルコンの盾で八つの攻撃ブレスをしのぐ。


「魔導人形!?」


ダークが突然立ちはだかった魔導人形オリハルコンガーディアンを目にする。


「カインズ、ラインゴッド。生きているか?」


魔導人形オリハルコンガーディアンを操縦するランドルフ王がカインズたちに声をかけた。


「なんとかな・・・。」


「そうか。あとは私に任せよ。」


魔導人形オリハルコンガーディアンと邪悪竜ヤマタノオロチが怪獣決戦ごとく睨み合う。


「その魔導人形は元は我が師マクスウェルが発明したものだ!!だが、実用化前にジランド王国に亡命された!!」


「あぁ、そのお陰で邪悪竜ヤマタノオロチに対抗できる。」


魔導人形オリハルコンガーディアンが大剣を構える。


「破壊し、回収させてもらう!!」


邪悪竜ヤマタノオロチと魔導人形オリハルコンガーディアンが激突する。


 ̄ジランド王国城・見晴らしの高台 ̄


神王代理ミカエルが邪悪竜ヤマタノオロチが降り立つ姿をジランド王国城の見晴らしの高台から確認する。


「なんと禍々しい・・・。邪悪竜ヤマタノオロチが出現したということはサムライたちは失敗したか・・・。」


そこにシャルロッテ姫が駆けつける。きらびやかなドレスではなく動きやすい服装になっていた。


「お兄様!!邪悪竜ヤマタノオロチをご覧になりましたか!!」


「あぁ。」


「王族代々伝わる秘術に召喚返しがあったはずです!それを使いましょう!!」


「・・・召喚返しは天使族三人必要だ。あと一人足りん。」


天使族である神王代理ミカエルとシャルロッテ姫。あと天使族が一人足りないという。


「やってみなければわかりません!」


シャルロッテが天使の翼を広げる。


「行く気か!?」


「お父様は苦しんでおられるはずです!私たちがなんとかするんです!!」


邪悪竜ヤマタノオロチに融合してる神王ヴァシュロンを救わんと飛ぶシャルロッテ。


「・・・我が父!今、行くぞ!!」


神王代理ミカエルも翼を広げ、飛んだ。


 ̄戦争地帯 ̄


「ぐっ・・・」


魔導人形オリハルコンガーディアンが劣勢に立たされる。


「はーははは、世界最高硬度を誇るオリハルコンに手こずったが、邪悪竜ヤマタノオロチの八つの黒龍が攻撃を合わせれば敵ではないな!!」


「くっ、オリハルコンの大盾!!」


邪悪竜ヤマタノオロチの攻撃により、オリハルコンの大盾が砕かれ、魔導人形オリハルコンガーディアンがダメージを負い、膝をつく。


「くっ・・・ランドルフ王!」


地に伏せってる瀕死状態のカインズたちがランドルフ王を案じる。魔導人形オリハルコンガーディアンの操縦室にいるランドルフ王は目を瞑る。


「(・・・やむを得まい。)」


覚悟を決めたランドルフ王はポチポチとスイッチを操作する。


『魔力出力制限解除します。警告、巨大魔石による全魔力解放まであと数秒。その後、行動不能になります。』


操縦室内のアナウンスが響いた。魔導人形オリハルコンガーディアンがぐぐぐっと立ち上がる。そして大剣を天に掲げる。


「まだ歯向かおうというのか。」


「私はジランド王国の王!!悪しき魔の手からジランド王国を守る義務がある!!」


大剣に巨大な魔力が帯びる。


「!?」


「最強技・斬魔剣!!」


魔導人形オリハルコンガーディアンが大剣を振るうと一筋の剣圧が地面を切り裂きながら、邪悪竜ヤマタノオロチに迫る。


「分離発動!!」


八つの黒龍と胴体が別れ、一筋の剣圧をかわした。一筋の剣圧は地を割りながら、止まらず果てには山を割ったのだった。


「なんだと!!」


ランドルフ王は邪悪竜ヤマタノオロチが分離したことに驚いた。


「なかなかに危なかったが・・・終わりだ!」


分離した八つの黒龍が一斉に攻撃ブレスを撃たれ、倒れる魔導人形オリハルコンガーディアン。その衝撃でランドルフ王が頭に怪我を負い、血まみれになる。


「くっ・・・。」


ランドルフ王が操縦室から這い出す。その間、八つの黒龍と胴体が合体した。


「これまでか・・・。」


ランドルフ王が邪悪竜ヤマタノオロチを見上げる。


「ジランド国民も後を追わせてやる。安心して死ね!!」


邪悪竜ヤマタノオロチがランドルフ王にとどめを差そうとする。


「王が死なれるとちょっと困るわねぇ~。」


「!?」


バッと見上げると空中に魔竜と小型炎竜がいた。


「ドラゴン魔法・重力操作、重力百倍!!」


邪悪竜ヤマタノオロチが「ギャッ」と押し潰されかけるが、耐える。


「エンカ。ランドルフ王とカインズたちを助けてあげて~。激しくバトっちゃうからねぇ。」


「はーい。」


小型炎竜がランドルフ王とカインズ、ラインゴッド騎士団長を回収した。


魔竜が降り立ち、邪悪竜ヤマタノオロチと睨み合う。


「魔竜か。お前が邪悪竜ヤマタノオロチを倒せるとでも?」


ダークがクックッと笑う。


「あ~ら~。私だけじゃないわよ~。」


「なに・・・。」


「ドラゴン魔法・大地操作、地割れ!!」


地面が裂け、邪悪竜ヤマタノオロチが飲み込まれる。そして「大地閉鎖!!」で地面を閉じた。


「暴竜。来るのが遅いわよ~。」


暴竜が登場し、魔竜と並ぶ。


「魔導人形とやらの戦いぶりには驚いた。」


「リュウが人間と仲良くしようと言ってたのも今ならわかるわねぇ。あれは脅威よね~。」


「人間の技術次第では四大竜である俺たちが敗れる日が来るかもしれんな。」


魔竜と暴竜が魔導人形について感想を言い合っていた。そして邪悪竜ヤマタノオロチを落とした地面がドゴッと盛り上がる。


「あら。出てきちゃったわよ~。」


魔竜の声に邪悪竜ヤマタノオロチが這い出すかのように再び出現した。


「さて・・・やるか。」


暴竜と魔竜が邪悪竜ヤマタノオロチと戦いを繰り広げるのだった・・・。

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