第百二十七話セイクリッド魔物軍⑮VSバハムートドラゴン
拙い文章、人物、状況情報など色々欠けてると思いますが、よろしくお願いします!!
 ̄戦争地帯・上空 ̄
Sランク魔物+融合体人間
VS
暴竜
バハムートドラゴンは魔竜や暴竜に引けを取らず巨大なドラゴン。人型のような形をし、どっしりと腕を組み、飛ぶ。その胸に融合体人間がいた。
バハムートドラゴンと暴竜が戦う。
「俺は生物の頂点に立つ四大竜に憧れていた!!俺は魔物化の玉を飲む際、願った!攻守共に最強クラスを誇るドラゴンになりたいとな!!」
「・・・・。」
バハムートドラゴンと暴竜が取っ組み合う。互角の様子。
「どうだ!!四大竜のお前と渡り合える力を!!」
「ドラゴンもどきが何をほざいている。力を求めるのは結構だが、オレに敵うと思っているのか?」
「強者たる言葉!!ならばお前を超えて見せよう!!」
バハムートドラゴンが距離を取ろうと暴竜を回し、投げた。暴竜は翼を開き、静止する。
「インパルス!!」
バハムートドラゴンがいくつものの光球を発生させ、暴竜に向かう。
暴竜は飛び回り、避けようとするが、いくつか被弾した。その際に違和感を持つ。
「(これは・・・!?)」
力が抜けていく感覚を覚える。融合体人間が高らかに笑う。
「当たったな!!インパルスは特殊攻撃!!攻守低下効果があるのさ!!お前を確実に倒すためにな!!」
バハムートドラゴンのインパルスは攻守低下効果のある攻撃のようだ。
「さらにー!!」
バハムートドラゴンが太陽を背に翼を開く。太陽の光を吸収するかのように翼が光る。暴竜は太陽の眩しさに目を細める。
バハムートドラゴンが「ウォォォォ!!」と力を溜め、唸った。
次の瞬間、バハムートドラゴンの前に大きな光球が発生した。
「!?」
大きな光球は下手したら、戦争地帯ごとジランド王国を吹き飛ばせる威力があると判断し、暴竜が身構える。
「暴竜!!世界最強と謳われていたが、それもここまでだ!!」
バハムートドラゴンが暴竜に目掛けて大きな光球を動かす。
「最強技・サンシャインフレア!!」
「・・・・。」
暴竜が迫り来る大きな光球に物思いに更ける。
 ̄回想 ̄
 ̄リュウ邸宅 ̄
暴竜の人間姿であるガイアスがセイクリッド魔物軍との戦争突入前にリュウと会話する。
「ガイアス。ジランド王国を頼む。」
「・・・リュウの縄張りだろう。お前が守ればいい。」
ガイアスが面倒臭そうな表情した。
「俺はこれから邪悪竜ヤマタノオロチの降臨を止めにセイクリッド王国へ向かう。」
リュウはリーゼたちと共にセイクリッド王国に向かうため、ジランド王国を守るように頼んでいるようだ。
「万が一、邪悪竜ヤマタノオロチが降臨され、俺たちが止められなかったら、頼めるのはお前しかいない。」
「・・・・クレアに頼め。」
ガイアスが承諾せずにプイッと顔を横に背け、リュウが肩をすくむ。
「魔竜といえどもクレアは女だ。」
「人間基準であれを女扱いにするのか甚だ疑問を持つがな。」
「・・・クレアが聞いたら、また殴られるぞ。」
リュウがふっと笑うとガイアスが「・・・・。」と口を尖らせる。どうやらガイアスはクレアとの長年の付き合いで苦手意識を持っているようだ。
「リリスと言ったか。大層に気を許しているそうじゃないか?」
リュウがリリスを話題に出した。
「・・・ふん。」
「なぁに。リリスを守るついでにジランド王国を守ってくれればいいんだ。」
「気が向いたらな・・・。」
その後、ガイアスはリリスに全てを打ち明け、リリスが受け入れたことでジランド王国を守るために戦いに赴いたのだった。
 ̄回想終了 ̄
暴竜は身体全体を広げ、大きな光球を受け止める。
「太陽から得た高熱エネルギーの光球だ!!受け止めれば、その瞬間、爆発する!!攻守低下したお前では耐えきれん!!」
融合体人間がわざわざ解説する。だが、暴竜は手立てがあるかのように魔法を繰り出す。
「ドラゴン魔法・地核融合!!」
大きな光球が爆発することなく、あっという間に凝縮され、小さな球となった。その小さな球は暴竜の手元に置かれた。
「な、な、なんだと?!これはどういうことだ・・・?!」
その様子に驚きを見せるバハムートドラゴンと融合体人間。
「オレは大地を操る。太陽から得たエネルギーならば、凝縮させ、地核を成すことが可能。そして・・・返すぞ。」
エネルギーの凝縮された小さな球である地核をバハムートドラゴンと融合体人間に目掛けて返した。
「!?」
バハムートドラゴンと融合体人間の目の前に地核が迫る。そして弾ける。
「最強技・地核爆発!!」
バハムートドラゴンと融合体人間を包み込むかのように小さな地核がピカッと光り、大爆発を引き起こす。
「ぎゃぁぁぁぁー!!こ、これが四大竜・・・。」
バハムートドラゴンと融合体人間は一瞬に消滅した。
「魔物たる世界では力を追い求めるのは自然。だが、お前は魔物の玉を使い、簡単に力を得たことで溺れた。それがお前の敗因だ。」
暴竜が水竜が死んだ忌まわしき過去を振り返る。
「(もっとも力があっても我が妻の水竜は守れなかった。そのことばかり悔いが400年続いた。だが・・・)」
暴竜はジランド王国に目を向ける。
「邪悪竜ヤマタノオロチが現れようともリリスたちを守ろう。」
暴竜が忌まわしき過去を置き、リリスたちを守るがために未来を向く。
暴竜とバハムートドラゴンとの決着がつき、最後となるカインズたちとデーモンキングとの戦いに移るのだった・・・。
最後までお読みくださり、ありがとうございます!評価点orブックマークをお願いします!!




