怯えとの戦
昨日朝に久方ぶりに大地震に襲われた。
私の現在生息している地域は震度5弱だった。中学生の時に起きた阪神淡路大震災が今でもフラッシュバックしている。あの時は…あの時も心身共に弱っていた、進学校ならではの高校受験へのプレッシャーや思春期ならではのストレス。早朝にゴオォという音が聴こえると思ったら激しい揺れ。半ば不眠ノイローゼ状態で学校や塾へ行き、帰宅すれば学校の宿題や塾の課題に追われるも要領よくこなすのに苦戦していたので仮眠をするとよく金縛りになったり机に向かって居ても深夜で窓もカーテンも閉めているのに背中に途轍もない視線を感じたりしていた私は地震の揺れを「遂にポルターガイスト現象が起きた」と勘違いして恐怖の数秒を過ごした。其れが阪神淡路大震災だった。繰り返す余震と新聞やテレビで日に日に増える死傷者の方々の数字、書き出したらキリの無い悲惨の現実。
昨日の朝の地震でも既に死傷者の方々がおられる。大阪地震は阪神淡路大震災の1/60のパワーだが震源地が浅いので揺れが酷いとニュースで観た。あの時と同じく繰り返す余震で恐怖の余り全く眠っていないというか怯えているだけだ。友達は偉い、水が足りていない地域が有ると知ればSNSで拡散希望をして『僅かですが用意出来たのでお困りの方が居られましたら直接DMをお願い致します。』友達の地域もかなりの被害が出ていて友達も仕事等で大変だろうに。私は怯えただけで過ごした。数分前も揺れて手が止まってしまった。しかし昨日は昨日、今日は今日。今日も怯えるだけで過ごすかも知れない、何かするかも知れない。
阪神淡路大震災で自然災害恐怖症になったから、という言い訳はしない日にはする。
また揺れた。




