転生したら孤児院に入れられました。
小説書くの難しいですね。
ある吹雪の晩、女性は孤児院の戸締まりを確認していた。正門の鍵を閉めようとした時、正門の少し横に明かりが灯っているのが見えた。不審に思い、そこに近づいてみると、そこには生まれてまもない赤ん坊がいた。すぐに赤ん坊を抱いて孤児院へと駆けていった。
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神様に転生させられると、気づいたら雪の降ってる場所にいた。カゴの中で毛布は被っているが、このままでは凍死してしまうと思った時だった。女性が俺の入ってるカゴにカゴごと家の中へ持って入ってくれた。凍死しないで済んだと安心したら、俺の意識は闇へと消えていった。
ガヤガヤと騒がしい音が聞こえ目を覚ました。上を見ると、たくさんの子供が俺を覗き込んでいた。
「あ、目覚ましたよ。」
と、少女が誰かに報告しにいった。するとすぐに
「あら、本当?」
と女性が確認しに来た。女性は俺のことを抱き上げると
「ご飯にしましょうね。」
と、俺の口に哺乳瓶を入れてきた。高校生にもなって、ミルクを飲むことになるとは思わなかったが、そこで今の俺の状態を確認できた。神様に転生させられ、俺の体はおそらく生まれてからまだ間もない状態になっている。
「カインちゃん、美味しいですか?」
と声が聞こえた。カインって誰?と思っていると、
「カインちゃん、美味しいですか?」
と再び声が聞こえた。カインって俺のこと?と思っていると、今度は
「カインちゃん、耳が悪いのかしら?吹雪の中外に捨てられてたのだもの、どこかに障害があってもおかしくないわ。病院に連れていかなくてわ。」
と言った。どうやらカイン=俺のことらしい。このままだと病院に連れていかれそうなので声を出してみた。
「アー」
と、赤ちゃん特有の奇声が出た。それを聞いて安心したのか、女性はミルクを俺に飲ませたあと俺を寝かしつけた。
俺が目を覚ますと、初めて見る男性が俺のことを見ていた。誰なのか?と思っていると
「この子が新しく入った子かね?」
と男性が女性に尋ねた。
「はい、ノースヴァイン男爵。」
と女性は答えた。
「ノースヴァインは辞めてくれたまえ、私にはあっていないよ。」
「かしこまりました。ダン様。」
「別に様付けで呼ばなくてもいいんだよ。ミオ。」
「とんでも御座いません。ダン様は孤児院の出資者でございます。そのような方を呼び捨てなど出来ません。」
「まあ、ミオがそういうのならいいのだけど…
それでこの子の名前は?」
「カインでございます。」
「カインか、いい名前だね。大きくなるのが楽しみだ。」
などと会話が聞き取れた。どうやら男性の方がダン男爵で、女性はミオさんと言うらしい。そのまま2人は会話を続けた。
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