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異世界さんごめんなさい!  作者: 椎木唯
第3章 終わりの始まり
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第九十六話 宇宙さんにごめんなさい!(久し振りの)

完全に見た目が7つの玉集めると出て来る龍なのはまぁ置いといて。

これ完全にダンジョンの90層から最下層までの敵モンスターだよね?後半のはショートカットと言う名の近道をしたせいで良く知らないが絶対そうだ。そうだったら少し不気味だよな...だって予知してたって事だぜ?ほんとに誰が作ったんだろう?てか人間が作ったものなのかな?

ま、考えても謎が深まるばかりなので目の前の戦い、大怪獣バトル(参加制)に集中しようかな...あ、ちなみに俺も大怪獣の中に入ってるみたい。いや、怪獣じゃねぇし...






『大人しく食われろぉ!!!』


『キャラ崩れんの早っ!?』


神龍が叫びながらこっちに向かって突進してくる。流石に食おうと口を開いてなかったらこの熱い心で受け止めてられるのになぁ...ん、どぉ?どぉ?「熱い」と「厚い」で2つの意味があるんだぜ?凄〜く面白くないですね、はい。

まぁ口に出さなかったので勿論セリの反応はいまいち。と言うか俺が神龍に対抗心を抱いて龍化した瞬間にどっか行きやがった。処す?処す?


『我から逃げられると思っていたのか!?』


「え?いや、そんな訳ではありませんよ?ただ私は私のやるべき事があって逃げ...脱走しようとしただけでして決してやましい事なんて考えていませんよ?」


『...『幻想の炎』』


「あちぃ!!」


あ、幻想神に捕まった。


『どこに目を向けている!敵は前だぞ!』


『あー、うん。そだね』


こっちはこっちで面倒くさいし...一気にこの星ごとやった方が楽なんじゃね?おおっと、ついヤバメの事を考えてしまったぜ...え?うん、まぁこれは最後の手段に取っておくか。捨てはしないぜ?


『はぁ〜、面倒くせぇ...『透明化』』


『はっ!そんな小癪な手は通じ無い!『可視化』!』


嘘...だろ...。男子高校生なら是非とも使いたい魔法の呪文が効かないだと...まぁ魔法何ですけどね。

えーと、これで透明になって神龍の真後ろに移動してぇ〜の首絞めからの寝技コンボが封じられたのかな?あ、空中だから寝技使えないではないか...!なんでこんなボンミスを...


『グホォ!?え、ちょ、待って』


俺がもっとしっかりしていればこんな事にはならなかったのに...クソっ!


『ボゴォ...ね、ねぇ、聞いてるぅ?』


首絞めからの寝技...ん?別に空中に浮いていても寝れることには寝れるから別にいいんじゃないのか...?それにそのまま突撃+首を掴んで落下。このコンボなら突進で相手を怯ませている間に掴むことができる...?


『ガハァ!...我もここまでか...短いようで...ああ、実際数分程しか経って無いんですよね...ちくせう』


よしっ!なら今すぐ実行だぁ?

そう決意し神龍を見るが何故が血塗れ&穴あき状態だ。何があった!?


『ど、どうしたんだ!?誰にやられた!?幻想神か!?げんちょうちんちゃまになのか!?』


そう耳元で叫び肩と思われる部位を思いっ切り揺すった。


『お前だお前...何時になったら拳にこびりついた白いドロドロの血に気づくんだ...あと、サラッと幻想し...』


『お前こそサラッと気持ち悪いこと言ってんじゃねぇ!ぶっ飛ばすぞこの変態漂白龍!』


ガッ、完全に顎の骨にクリーンヒットし、何かを折った音が聞こえ空高くに飛んでいった。

...あらら〜、良く飛ぶなぁ。

変態漂白龍を宇宙に向かって殴り飛ばしてやった。後悔は無い。だが宇宙に申し訳ないと思っている。...この世界の外にあったらの話だけどね。

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