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異世界さんごめんなさい!  作者: 椎木唯
第3章 終わりの始まり
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第九十四話 アイツがのぞ(以下略

ゴゴゴゴゴゴゴ...。


地震と同時に空中に浮いている少女の真下に大きな溝が出来、人間が這い出てきた。...いや、どんな状況だよ。

とにかく近づいてみないとわからないので近付いて見るかな。

「...この状況俗に言うラスボス戦って奴だよね?...このテンションで良いのかよ...」


「え?何か言った?」


「あ、いいや別に」


つい口に出してしまったようだ、失敬。







「こちら現場の人間型ヘリコプターです。今謎の少女...いや、幼女の真上を飛んでいます、はい。...あ、俺無理だわ」


うん、まぁ普通に言うわ。

遠目から見てたように所々に虹色の光を放つ鱗が生え、先ほど言ってた様に幻想竜を倒したのは本当なのだろう。それで良いのか幻想種...。

んで見た目は完全に幼女。しかもすっぽんぽん...なのはどうでもいいか。

で気になる大きな溝は...うん、見たまんま溝だ。てかそれよりもその溝から出た人間(仮)のほうが重要...なのです。

もう説明面倒くさいので色々と端折ると人間だと思ったものが実は人間型の昆虫だったのだ!近くで見ると2本の腕と6つの目を持った...カブトムシ。人ですら無かったな、うん。

「『龍種のブレス』『龍の咆哮』」


先制攻撃って事でブレス技をぶっ放してやった。後悔は無い。


『キシャアー!!!』


虫どもは断末魔をあげ...あれ?声発せるんだ虫って。

まぁ開幕早々に殺られた昆虫は置いといて...次は人間が出てきた。いや、正確には死んだ(...)が最初につくんだけどね。まぁこれも俺の合体技で...

「『浄化』」


『ア゛ー!!』


...倒す前に聖なる光で浄化されたようです。我らがヒロインセリさん容赦ねぇッス。ほぼ空気扱いだったから見せ場でも作ろうとしたのかな?

「ほら、集中」


あい、りょーかいです。







...その後火だるま巨人、水で出来た龍、マッドハン...ゴホンゴホン。泥で出来た腕や人の顔、天空から謎の光の柱、等など。地形破壊しまくりだ。...え?お前が言うなって?なんの事ですかな?...ん?あれ?このモンスター軍団ってダンジョン内と同じ感じじゃね?巨人以外知らんけど。

「という事は...」


『『『『『グオオオオオ!!!!!』』』』』


やっぱり俺の予想通りに6体の龍が現れた...囲い込まれて逃げれない。どうすんのよこれ...。

「まぁ何時もと同じように...」


龍なんちゃらの合体技で攻撃しようと口を開けようとしたその時。

「おおおおおおおお!!!」


最近同じ単語を並べ過ぎなんじゃね?そう思ったこの頃。

そんな事じゃなくて...なんか溝から勇者が現れた。しかもダンジョンで敵として出会った初代勇者だ。なんか少女を腕に抱えてるけど...

あれ?まさか...?

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