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異世界さんごめんなさい!  作者: 椎木唯
第3章 終わりの始まり
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第八十七話 誰だお前!?

光りに包まれること数秒。少しの頭痛と共に周りの視界が開けた。

「んッ...ここがセリの過去って事か?」


頭痛が和らいでから周りを見る。懐かしい風景だ。

この場所は俺が殺された場所でもあり、セリと暮らしていた場所だ。

確かこの道の先に...

そう思い歩き出す。普段ならもっと路上で商売をしている人や、芸を見せて金を稼ぐ人がいるはずなんだが何故か人っ子一人いない。

(あの時もそうだったよな...)


王に呼び出され何故かその場にいた幻想神に瀕死のダメージを負わされ前仲良くしていた奴らに殺された。この風景を見てるとそんな事を思い出す。

「ま、自己満足だが変えるんだけどな」


誰に言うでも無くそう呟いた。だがアクの目は何かを決意したような目だった...どんな目だよ。





軽くスキップしながら王城に入りサクッと幻想神を始末。流石に見えた瞬間『龍種のブレス』はヤバかったかな?そのせいで王城は殆ど無くなっている。

問題はここからだ。

倒すべき相手はセリの過去の俺、つまりアクになる前の六条 歩夢だ。

はっきり言って強敵だと思う。だってレベルを消費して何でも作れるんだぜ?まぁ俺もだが。その戦いには1番過去の俺が慣れてるだろうし...俺はそれ以外の戦い方でやってきたから正直やり難い相手かな。てかリアルに俺じゃない俺と戦うってどこの少年誌だよ...せめて1番の敵は己の心の中にある!とか言っとけよ。


そんなこんなで王城だった場所の上で待っていると「貴様かぁ!!!」と言って剣片手に空中を走ってくるバカがいた。

(え、ちょい、空中走れるなんて聞いてないんだけど!?)


いきなりびっくりしたがこちらは翼を持っている。相手は足だ。その有利性を利用しクルッと1回転して攻撃を避けた。

「クソッ!よくも!」


避けられたのを知り、俺と同じように翼を生やし剣をつきたてようと突進してくる。

まぁ一直線にくる攻撃なんて避けられない訳が無い。スッ、と避けた瞬間に後頭部に回し蹴りを食らわせてやった。あれ?俺ってこんなに弱かったっけ?そう疑問に思うアクとは裏腹に歩夢(仮)は勢い良く吹っ飛ばされ物凄い勢いで地面に突き刺さる。

あ~、うん。これ偽者だな。

流石に弱すぎる。てか普通に考えたら遠距離で最初攻撃しろよ...なんで近接戦に持ち込むんだよ...って事で偽者だ。え?お前もモンスター相手に殴りかかってたじゃないか、だって?...なんの事かさっぱりわかりません、ほい。


地面に突き刺さってる歩夢(仮)を見て魔法打ち込もうかな?そう考えながらいると、意識が戻ったのか勢い良く突き刺さっていた穴から抜けだした。

「こんの、卑怯だぞ!!」


空中に浮いてるアクを指さしそう怒鳴り散らす。...あれ?コイツ誰?

ゆっくり相手の顔を見たら全くの別人だった。まぁ日本人っぽい顔をしてるが。

疑問に思ってると相手も察したのか手に持った剣を思いっきり地面に突き刺した。そして大声で

「僕の名前は多田 かたし!この国の勇者だ!」


やっぱ別人なのかよ!?

かよ...かよ...かょ...。アクの叫びは心の中で木霊した。

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