第八十五話 ラストルール!
アクと歩夢(仮)が戦う前に出来事...
『そこまでッ!!!』
頭の中に大きく怒鳴り声が響いた。
「う、くっ...」
突然響いた声が脳内を揺さぶり激しい吐き気に襲われる。だが意地と根性で驚いている奴にゲロを思いっきりぶちまける。ハッハッハ!恥ずかしさを捨てた我に勝てるものは...ぐえぇぇ。
最後まで言い終わる前にもうひと波来た。てか心の中で言ってる訳だから最後まで言えるんだけどね。
まぁ最後まで吐き終わる事なく、次は別の光の柱に包まれて姿を消した。
「な、何だったんだあいつ...」
『よくぞ戻ってきた、元勇者よ』
「戻したのはそっちだろ?」
まぁそこのところは気にするな、そう言って1つの椅子を目の前に出現させた。
『もう1人戻ってくるまで待つとしようか』
まぁ座れ、と言ってるようだったのでゆっくりと座る。
う、うーん。妙に体がウズウズする。何でだろ?やっぱりアイツのせいかな?
「なぁ何でお『仕様だ』...お、おう?」
凄い形相で睨んだと思われる目の前の門。そう、何故だか先程のあいつは門になっていたのだ。しかも地獄の門。モザイクかけたほうが良くないか?
そう心配になっていると門の両サイドに張り付くように彫られて?いり天使と悪魔のうち天使がこちらを向いて『これ以上考えたら呪い殺す』そう目で訴えてきた。大丈夫、既にモザイク加工済みだから。
そう思いサムズアップしてみるがいきなり親指が変な方向に曲がった。
「な、何でぇ!?」
痛みを堪え、回復の魔法を掛けすぐに治す。いやー、びっくりするわ呪いって言うかもう念力じゃん。そう思ったのが感じ取られたのか悪魔の方の指が上に上がろうとするのを見て思いっ切り椅子を投げて折ってやった。へ、ざまぁねぇな。思わず腹を抱えて爆笑していたがいきなり足が明後日の方を向き折ろうとばかりに曲がっていく。
「痛い痛い!この、次は顔面狙うぞこのヤロおう...」
流石に嫌だったのか中に持ってかれてたアクはいきなり地面に落とされた。もっと扱い方があるだろ...
そんなこんなで1時間弱。まだセリは帰ってこない。折角の感動の再会を何だと思ってるんだ...いやまぁ話してないからわかんないと思うけどさ。
「〝ラッパ〟」
『ぱ、ぱ、ぱ...〝パカダ〟!』
「へ?そんなんあるん?」
『ありますぅ〜!今自分がつけたペットの名前ですから!』
「いや、それせこくね?」
ちょっと顔を引きつらせながら言う。それならなんでもありになってしまうぞ...あ、ちなみに見てわかる通り〝しりとり〟やってます。だってセリ遅いじゃん?俺達暇じゃん?だから遊ぶじゃん?謎のジャン3連続で今の状況をさらっと説明。大体こんなもんだ。
「まぁ良いけどさ...〝ダム〟」
『だ?...〝むじるし〟!』
「もうつまんなくなったし終わりにするわ〝しんぱん〟」
流石に1時間耐久はやばいッス。疲れたッス。つまんねぇッス。謎のッス3連(以下略)
終わりかと思えたが相手がいきなりフッフッフッフ...と笑い出した。どうした?ついに頭まで壊れたか
『この時を待っていた!気付かれぬようギリギリのラインで記憶を見ていたがこれで決着がつく!まだまだ終わらせはせんぞ!〝ンジャメナ〟』
そこまでして続けたいか?てか軽く俺の記憶覗きやがって...この変態が!
『ふん!見た目はフンフン頭脳はスンスンみたいな奴が何をほざくか!いいから諦めて続きを言ったらどうだ?』
おい、それ以上はヤメるんだ!しかもパンダの名前っぽく言いやがって...まぁそれは良いんだけど。
「それよりしりとりのルールって知ってるか?」
門は何を今更、と言う顔をした。
「まぁ俺が教えたからな。ではまず1つ目は相手と同じ言葉を言わない。そうしないと永遠と続くからな」
『それぐらい知っている。そうしないとしりとりは完成されないからな...』
「いや、そこまで大きくないけどさ...んでもう1つのルールってわかるか?」
そこまで言った時いきなり相手の顔が曇ったような気がした。だって門だし。
『ま、まさか...』
「そう、そのまさかのしりとりラストルール!〝ん〟がついたらゲーム終了!」
『何...だと...』
ズーンと見てなくても感じる残念オーラが漂っていた。相手門だけど。
久々の(?)ギャグ回です。ちなみに門のペットは銀色の竜だそうです。




