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異世界さんごめんなさい!  作者: 椎木唯
第3章 終わりの始まり
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第七十九話 VS火だるま

久しぶりの戦闘回(?)です。あともう一話で戦闘回は終わらせる予定です。80話か、81話で物語は大幅に進展する予定です。順調に行ったらですが...

目を合わせること数秒。最初に行動したのは相手だ。

ゴオオオオオオ!!!

地響きかと思わせるような声でこっちに体当たりをしてきた。アクより何倍も大きい為速度的には遅いが巨体でしかも炎を纏っている状態を見れば大抵の人は怯えると思う。

流石にこのままじっとしている訳にもいかないので拳を強く握り、相手の顔面目掛けて猛スピードで加速した。これを見た敵モンスターは一瞬びっくりしたようにも思えたがそれなら!と言わんばかりに体当たりしようとした体制を崩し、いきなり回転するかのように周り裏拳でアクを攻撃しようとした。敵が繰り出した拳はアクの何倍以上の大きさがあり、それに急に来たことで動揺し回避するのが少し遅れた。

ズガガガガガ。裏拳がアクの胴体にあたり吹き飛ばされ地面を抉り、勢いが止まった。

相手は無事攻撃があたり、でも完全に倒しきれていない可能性を考え口を大きく開け叫んだ。

『オオオオオオオオ!!!』


その声に反応するかのように周囲のアンデットモンスターが集まり、アクのいる場所に向かった。


それを見ていたセリは表情を動かさず「...何やってるの?」と言いたげだった。

普通友達が全身火だるまのモンスターに全力の裏拳をくらったところを見れば発狂モンだと思うがセリにはアクがギリギリのところで受け身を取り、笑いながら攻撃に身を任せ飛ばされていくのを。



「いってぇ...」


凡そウンメートル程の穴の中から出てきた。勿論アクだ。

セリが見た通り全身に目立った傷はなく、木々などにあたって出来たと思われる擦り傷が数カ所あった。

アクは少し体を動かし異常がない事を確かめ攻撃を与えられた敵の方に飛んでいった。

道中でゾンビ、スケルトン等の大定番のモンスターに出会ったがアクが猛スピードで飛んでいる事で生まれた衝撃波っぽいので瞬殺されていった。


火だるまの方もじっと固まっていた訳ではない。

自分が呼び出したモンスターの後ろからゆっくりとだが着実にアクの方へと向かっていた。

だが先を見ると徐々に数が減っている事に気がついた。

生きていたのか...


残念そうに呟くが顔は長年の宿敵に出会った、少しだけだが嬉しそうな表情をしていた。相変わらず火だるま状態だが。

なんとなくそんな気がするだけであって本当かわ知らないが先程より何割増しで炎がボーボー燃えていた。


出会った瞬間敵モンスターは粉砕、と言うかミキサーにかけてるみたいに四肢が吹っ飛び、跡形も無く消えてく。正直モンスターに人権は無いんです。

そんな光景を見見ながら飛んでいると遠くに大きな大樹みたいな足を見つけた。

これだ、そう思い猛スピードのまま急上昇しある魔法をぶつける為に魔力を溜めた。

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