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異世界さんごめんなさい!  作者: 椎木唯
第3章 終わりの始まり
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第七十五層 マグマ地帯?

魔法を使い移動しているセリを横目に見てはぁ、んじゃ行くか。と呟き一気に次の階層まで降りた。今回はコケてない。飛んでるからコケようがない。



「到着...かな?」


下に行くと門がありそこをくぐるとグツグツといってるマグマが目に入った。

「あらら、これどうするん?行けなくない?」


ちょっと嫌そうな顔をし、セリに言った。だってマグマが目の前にあるんだぜ?一般人は進もうとしないでしょ?

悲痛なアクの心の叫びはセリに通用せず「またあれで決めよっか?」と言った。了解ッス。




ピッカー!!!!チュッドーーン!!!



字で表すと実に滑稽だがリアルで見てみると心臓い悪い。

まぁセリが言ったあれとは龍の咆哮と反射を合わせた合体技の事だ。今回は前回より長く反射しまくり攻撃をした。正直龍の咆哮は衝撃波っと言ったほうが正しいんだが実際にやってみると衝撃波なのか?ってわからなくなりそうだ。

予想通りアクとセリの技は92階層内部に入り、中心部で大爆発を起こし大地をえぐりマグマ溜まりを吹き飛ばし、無に返した。

「...進もっか」


「うん」


門の影で身を隠していたアク達はその現状を見て「ああ、やっぱりね」と言う顔をし空に飛んだ。反省という物はもうどこかに置いてきました。



空を飛びながら下を見ると何十メートルも削られた地面からマグマが噴き出している光景を見ながらちょっとした観光気分を味わった。

えぐれた地面からでるマグマや、吹き飛ばされて出来た小さな山を見て地獄かな?と錯覚仕掛けたが自分達がやったんだと思い出し考えるのをやめた。


空中にいる時間は短いようで長かった。セリと密着してる訳ではないからそこまで会話はしないし、どちらかと言うとセリは先に先に行こうとして2、3歩先に行ってる状況だ。喧嘩したカップルかよ。女同士だけど(見た目上は)

それに全階層は木々が生い茂っていて先が全く見えない、とまではいかないもののちょっとした圧迫感がありどこに次階層へと続く階段があるのかとドキドキしていたが、この階層は俺達のせいかもしれないが出っ張りが一切無く平面とした印象だ。だが凹みは半端じゃないが。

その為視界が確保しやすくどこに何があるのかがひと目で分かるため臨場感て言うか冒険感が一切しない。一言で言うとつまらん。

初っ端に面倒くさいと言う理由で即死級の攻撃を浴びせた本人らが言う事ではないが、どこ見てもモンスターがいないのでただ飛んでいるだけなのである。


なんやかんやでも1人、考えていると

「ん?次階層へと続く階段見っけ?」


セリが指を指しそう言った。ほらね?

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