第六十八話 初代
なんか内容薄いですが悪しからず( ´・ω・`)
どこまで続いているのかは知らないが、今この状況では奥まで見る事は出来ない。出来たら視力ハンパじゃないッス。
とまぁこのままではしょうが無いのでゆっくりにと下の階層に降りていく。
流石に20m超えの怪物とは戦いたく無いらしく俺を見るなり死んだふりをするモンスターが多くて困っている。時々両腕をフルに使いモンスターを殺していってる。
既に耐性がつけらてたセルは何の不満も言う訳でもなくただじっとしている。諦めただけかも知れないけど...
『もうそろそろ地上が見えてきたよ』
軽く下を見てみると先ほどと同様広い空間が広がっていた。
そこにゆっくりと地上に降りたアク(龍形態)とセリ。
少し周りを見てみると他の部屋と比べちょっと貧相に思えた。予算とかあるんでしょうね、多分。
たっぷりと時間をかけ壁を見てみるが壁は壁だ。それは何も変わらない。まぁ何故頑なにボスの事を見なかったというと...
「ハッハッハ。久しぶりの挑戦者だね!?この僕の腕がポキポキなっちゃうよ?そう、何故なら僕は勇者だからさぁ!」
大袈裟に手を振り回しながらどれだけ僕が凄い存在だったか、この僕が勇者に選ばれた理由は...等などクッソ下らない話を聞き流しながら俺は動き出した。ちなみに龍化は切れている。
アイテムボックスから出した獄炎龍の剣を取り出し勇者に斬りかかる。
「になるんだぁよぉ!?っと」
チッ、流石初代勇者様だな...これを避けるとは。
「ちょっと君ぃ?人が話をしてる時は目を見て聞きなしゃぁい!?」
流石に2回目はかすりもしないか...あ、これが勇者のステータスね。
名前:試作品01
レベル:2,340,000
はっきり言ってバケモンですわ...勝てるわけ無いじゃん?こいつ。
それに試作品って...レプリカみたいなものかな?
少し身構えながら一歩下がる。と言うかずっと喋ってなかったセリは?
と、そう思い後ろを見てみると何やらブツブツと呟いて...いや、これは詠唱か?
聞こうとした時は既に詠唱が終わっており毎度お馴染みの『即死』と唱え発動する。
「急いでアク!絶対コイツ復活するから!」
と言うか即死で死んだんですか...セリ恐ろしい子...
どうやらセリは最大の攻撃手段を囮に使い復活する時間までに次の階層に移動する、って考えだったらしい。
それは無事成功し次の階層の階段まで行きできるだけ奥に進んだ。
「こ、この僕を置いていくんじゃなぁい!!!」
初代勇者が大声で叫んでいたが空耳だと思う。と言うか初代勇者ってこんな感じの性格だったんだな...
アク「性格がねぇ」
セリ「性格が良ければ...」
アク、セリ「どっちにしてもあいつ(初代勇者)は生理的に受け付けないね!」




