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異世界さんごめんなさい!  作者: 椎木唯
第2章 魔法学園
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第五十二話 過去2

それから時間が経ち数年の月日が流れた。

「ふぅ...なんか色々とあったけどもう2年位一緒にいるね〜」


草原を歩いている4人のパーティ。その中でローブを着た女性が隣りにいる男に話しかけた。

「そうだね。なんか色々とあってもう魔王城に乗り込むぞ!ってとこだしね...てか何度も聞くけどセリ(..)は王城に戻らないの?王女なんでしょ?」


と女性__セリに質問をした。それを聞いたセリはやれやれと肩をすくめ少し息を吐いて男の方を向いた。

「何回言ったらわかるの?私はここにいる皆と冒険に出る。そしてあわよくば魔王を討伐する、そうでしょ?―――――――?」


「いや、まぁそうだけどさ...」


いや、フルネームで言わなくても...とまだ躊躇っている(?)男に向かって少し怒りながら

「もう!貴方勇者でしょ!?だったらそんな小さい事でウジウジ言ってないで魔王の1、2体ぐらい討伐してみたら?」


それに私の恋人でもあるんだし...と付け足し、顔を真っ赤に染め下を向いた。

そうこのパーティは元王女+勇者+後ろの2人と言った様子の勇者パーティなのだ。しかも今絶賛魔王の封印に向かう途中だ。

王女を辞めた1人の少女

異世界より召喚された勇者

道案内の2人


と言った実際舐めてるチームなのだ。




魔王城に入るといきなり目の前が真っ赤に染まり「クッ...!これも敵の罠か...!?」と驚きながらも順調に最終階に辿り着き、いざ魔王戦となった。

その後結果としては勝った。

最後の勇者の持つ剣___聖剣パルニクルスが魔王に突き刺さりその瞬間に勇者は「『封印』」と叫び戦闘は終了した。


その後は国に帰り、盛大な祭りが勇者を待っていた。

一度も行かなかった武器屋の店主から一番高い剣を貰い、何度もお世話になった防具屋の店主と謎の回復アイテムを貰えるお兄さんからも高級品を貰い一歩進む事に手に持った武器、防具、アクセサリー等が溢れる程貰い急いで自宅に入る。この家は勇者と元王女が全財産叩いて買った一軒家である。築2年だそうだ。

その後セリと勇者は他愛もない話をし午後まで時間を潰していた。丁度その時ドアをノックする音が聞こえ王の使者と名乗る者が出てきて、明日昼過ぎにまた使いを送るからその時に王城(マイホーム)に来てくれないか?との事だった。何故かセリも同伴おkと言っていたがどういう事なんだ?と疑問に思いながら2人一緒のベットで寝る。

「...なんか色々とあったけど結構楽しかったな...この2年間」


「まぁ...そうね。あの時貴方が私を誘っていなかったらこんな時は来なかっただろうな...」


と染み染みセリは呟いた。

「その時の判断が良かったのか悪かったのかわからなかったけどね...」


それに対しセリは口を尖らせ「じゃあ私と恋人になりたく無かったってこと?」と言い「そんな事ないから!絶対に無いから!」と激しく抗議した。

「そ、そう?ま、まぁ明日おとうさm...あ、王様が何を言いたいのか判らないけど早く寝ないよね」と言いおやすみと言い掛け布団を深く被り眠った。

「ああ、お休み...また明日ね〜」

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