第三十八話 こんな筈じゃなかったんです
時間も昼前になり授業も早く終わることとなった。午後もあるけどね。
「よし!授業も早く終わった事だしもうご飯たべよっか?開いてるかどうか知らないけどね」
隣りに立ってるセリに聞いてみたが返事がこない。もしかしてと思い顔を見てみたらやっぱり寝ていた。立って寝るって結構高等技術だと思うんですけど...
「ほら、起きて...起きないと...どうしよう?」
「う?ああ、おはよう。お腹空いたし食堂にでも行く?」
肩を揺すりながら唸っていたら目が覚めたようだ。というか寝起きですぐご飯を催促って...なんかすごいッス。
「あ、うん。おはよう!でも無いけどね?よし!食堂に行こうか!」
そう言いセリを押しながら食堂に向かう。ちなみに測定の時周りの人の目が怖かった気がするが気のせいだと思いたい。
「へぇ~、あいてるもんなんだね〜」
「しかも結構人いる...えっと今日のオススメで」
「ホントだね〜私はこの...人生のような味の定食ってやつを」
セリ、俺の順番で頼む。てか人生のような味の定食って何だろうな...思わず頼んじゃったけど...
そう思いながら出てきたものを受け取る。うん、見た目は普通だな。
「まぁ前来た時よりは少ないし...ん?あそこ開いてるよ!」
「そうだけど...あ、ホントだ。そこに座ろ?」
おk〜!と言いアクが駆け足でその席を取りに行く。無事確保できひと満足。
「こっちこっち〜!」
そう大きな声でセリを呼ぶ。それに対し「お願いだから大声は出さないで...こっちが恥ずかしい」と呟いた。
その後も何事も無く食事の時間は終わり、午後の授業の始まりとなった。
「では授業を始める...と言いたいところなんだが正直魔王討伐の為の情報と戦うための体作りその他諸々。といった具合に殆ど教える事はない!だから今日から各自で実習してもらう!その場所はこの学園の地下に作られたダンジョンというものに行ってもらう!それをクリアしたものから2年に上がってもらう。以上だ!」
そう叫んで帰っていったホッカイ先生。
少しの間を置いてまた文句を言うのかと思ったら...
「やった!クッソつまらないものが始まると思ったがそれは俺の思い違いだったぜ!」「そうね!ダンジョンといったら有名な物語で出てくる夢の場所よね!」「あ、アレだろ!?ダンジョン言ったらお宝が沢山出てくるものだろ!?やった!」と言い合い「そしたらチームとか組んだら良くね?」となって2人組や4人組はたまた10人組と様々なチームに別れ「よし!俺は親から進学祝いにって貰った金で剣買ってくる!」「あ、私は杖にしよ!」「俺も!」等と言い出す者もいた。これが学級崩壊ってやつか...
アク「HAHAHA...どうすんのこれ?」
セリ「zzz..(⊙.⊙)」




