第三十二話 クリセリア(仮)
え〜と、A―3...お?あったあった。
クリセリアさんがいる部屋へと向かう。
てかここの先生方ってどんな神経しているんだろ?普通奴隷の子って学園に入れないだろ...ま、どうせ勇者が王様とかに頼み込んだとかに違いない。「勇者と同じ部屋じゃなかったなざまぁ」と心の中で笑ってやろう。
...よし、入るか。
「失礼します!...あ、クリセリアさんもう来てたんだ早いね!」
予想通りクリセリアさんは先に来てたようだ。
「まぁ先に行っているからって言ったからね...ふぁぁぁ、お休み〜」
そう言って床に敷いた布団から少し顔を出しまたすぐに、布団の中に潜った。てか寝るの早いな!あとこういうのって二段ベットとかが普通じゃないの!?布団って...なんか変な気分。
「いやいや、お休み〜じゃないから!早すぎるから!ほら起きて!」
そう言って俺はクリセリアさんを布団から力ずくで出す。ふっ、髪飾りで弱体化してるが1000超えの化物相手に叶うと思うなよ?なんか言ってるこっちが悲しくなってきたな...
「アクさん?これはとある事情があって私は寝ているのです。だからお布団返して〜」
うつ伏せになりながらそう言った。てかとある事情って何だよ...あとせめてこっち向いてから言おうな?
ほら親しい者にも礼儀をとか言うでしょ?
「とある事情って?ってまた寝るな〜!!!」
「...とある事情とはですね私の体質、いやユニークスキルって言った方がいいのかな?」
やっとクリセリア____セリ(こう呼んでくれと言った。可愛い奴め)が話し始めた。ちなみに正座で、だ。
「わたしのユニークスキルは寝れば寝るほど強くなる。って言う物なんです。」
「寝れば寝るほど...って?」
疑問に思った事を口に出した。
「それはそのまんまの意味です。私は最高でレベル100程度の強さまで強くなれます」
「へ〜、ん?それってめっちゃ強力だよね?」
「そうですね。100までいくには合計100時間____まぁレベル1で1時間上げることができます」
「100時間?...それなら別に授業中で寝てたり、今寝なくても自然と貯まるんじゃないの?」
そう俺が言うと待ってましたと言わんばかりの勢いで答えた。
「それがですね。このユニークスキルは貯めることができるんです!」
ん?どゆこと?
「少し詳しく言うと、このユニークスキルは100までレベルを上げることができます、一時的にですがね。で何故そんなに寝ているのか?と聞かれると貯めれば貯めた分だけ効果の持続時間が上がるんです」
「上がるって具体的には?」
うーん。と顎に手を当て考える。
「今の状態だと2週間は余裕ですかね。ちなみに学園長公認です!」
いきなり立ち上がりこっちに向かって手でブイ作った。てか学園長公認って...てか
「何でセリはいきなり敬語になったの?」
「いや...あの...アクが怖かったので...」
そう小さい声で言い部屋の影にいき体操ずわり?になった。
何この可愛い生物!?
アク「セリってこんな性格だったっけ?」
クリセリア「ま、まぁその話は置いとこ?」
アク「あーうん。そうだね。てかリュカちゃんだっけ?結構時間が経つのに全然来なかったね〜」
クリセリア「確か部屋に入る途中勇者と楽しそうに話してた」
アク「マジっすか!?ったく...そのうち来るしまだまだ時間もあるしお話する時間もあるよね!?」
クリセリア「...しらない。ごめん、もう寝る」
アク「あ...うん。お休み...」




