第二十八話 再び
主人公パートになります。次の次位で勇者と接触します。てか接触ってw
門番のおっさんの話の通り魔法学園と思われる場所まで来た。
(なんか...緊張するな...)
何故緊張しているのかは自分でもわからないが頬をパンッっと叩き気合を入れて門をくぐる。
俺は合格発表前の高校生かっての...
「すみません。ここに通いたいって思っているんですけどどうすればいいでしょうか?」
俺はすぐ受付に行き話を聞く
「あー、はい。わかりました。では先ず魔力値を測りますんでこれに触れてくださいね」
そう言って取り出したのがなんかどこぞの冒険者ギルドで見た事のあるこれまたゴツゴツとした機械だ。
それに手を載せようとすると受付の人が小さく「...へ、これで何回目だ?もう数百回は超えてるよ?バカじゃないの?いくら勇者様がここに入ることになったってわかっていても無能___魔力ゼロの奴がゴロゴロと...来んじゃねぇよ全く...てか絶対この娘も勇者様と一緒の学園に〜とか言って...」...ここまで聞いて俺は考えるのも耳を澄ますのも辞めた。なんか、お疲れ様です。
そろそろやらなきゃと思いゴッツい機械に手を載せる。案の定虹色に光って...ん?なんかプシューって言ってないか?
ちょっとあたふたしてると受付の人が
「...んだんだよ全く...あれ?どうなさいました?...ってえええ!?」
ブツブツつぶやくのをやめ、まだかな?的な感じでこっちを見るとゴッツい機械がプシューと音をたててる。そりゃ驚くよな。てか俺が悪いんじゃないぞ!?多分この機会の寿命が今尽きたんだと思う。
「す、すみません!これはもう数年〜数十年使っている年期ものでして...」
やっぱりな。
「そうなんですか...では私の結果はどうなんですか?」
一番気になることはここだ。俺がやって壊れたんで「すみません。今日で締め切らせてもらいます」って言われたら冒険者ギルドの依頼全部一晩で方付けちゃうぞ?...まぁ勇者が卒業するまで待てばいいだけだけどな。何年掛かるかわからないけどね。
そんなこんなで数分が経とうとしたその時
「あ、す、すみません!こんな事は経験したことが無くて...」
あったらそれはそれで大問題だけどね。
「で、結果ですが、測るための機械の予備が今ここにないので...一応特別枠って事で入学してもらう事になりますが...」
「わかりました。それでいいです
ではこちらに必要事項の記入を...と言って引き出しから紙を取り出した。
なんか俺入学出来るみたい。




