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異世界さんごめんなさい!  作者: 椎木唯
第1章 小さじ一杯分の冒険
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第十六話 レッドドラゴン戦

ガルバさんが一気に駆け出し剣を盾に叩きつけながらレッドドラゴンの元へ走った。

その間にキルビア姉さんが呪文を唱える...

【それは闇。束縛する闇。この闇は誰にも壊されず朽ちない。今この...】

呪文を聞いて危険だと思ったレッドドラゴンはキルビア姉さんのもとに行こうとするが...

「へっ、俺がいるのを忘れるなよっ!」

そうガルバさんが言い自分が持っている(.)を投げた。

盾はレッドドラゴンに向くかって飛んでいき...

『GUAAAAAAAAAA!』

惜しくも頭には届かなかったが尻尾に食い込んでレッドドラゴンを地に叩き落とした

「よし!呪文唱え終わったわ!行けっ!【束縛の鎖!】」

そう叫ぶとキルビア姉さんのまわりに黒く禍々しい色をした鎖が幾つも現れ飛んでいった。先ず一つ目の鎖がレッドドラゴンの脚に貫通して地面に固定し空を飛べなくした。それに続くように1つ、また一つと鎖がレッドドラゴンの体を貫通していった。胴、翼、腕...と数えるのも馬鹿馬鹿しくなる位に鎖が刺さる。

『GUGYAAAAAAAAA!!!』

痛みで暴れ出そうとするがキルビア姉さんが生み出した鎖によって自由に動けない。それを見てキクが大声で言った

「ナイスだ!キルビア姉さん!よし、アク!俺が攻撃し離脱した後遠距離でとどめを刺せ!」

そう叫びキクが矢のように走った。

そこからが凄かった。先ずキクがレッドドラゴンの頭を踏み台にし空高くに飛んだ。急降下とともにどこからか取り出したもう一方の剣...合わせて二刀で斬りつける。横に、縦に、斜めに、時にはバツを描くかのように切り刻んでいく。全身を隈なく攻撃し突然壊れた剣の音に合わせキクが離脱し、アクがグローブ(....)とアイテムボックスから取り出した魔弓に魔力を込めて弓を放つ。勿論属性は氷だ。

アクが放った弓はなんの問題もなくレッドドラゴンの眉間に当たり凍り始め突然爆発(..)をした。

そこに残ったのは至るところに切り傷、刺し傷...いや、穴がたくさん開いている無残な姿をした元レッドドラゴンだった...極めつけは綺麗に無くなった頭部だ。

戦闘が終わった後に人にを除き皆がこう思った。


(やり過ぎた...)と。

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