第129話 先手必勝!からの追撃!まさに外道!(そんな事はありません)
昨日の方が文量多かったのに対して今回の話は少ない...あれ?同じくらいだったです[・∀≦★]テヘ
時間は...決めてないので♪~( ̄ε ̄;)
あ、あと前回の話誤字があったので修正致しました。誤字脱字あったら...心の中で言っといて下さい。感じ取りますので川´_ゝ`川
どうやら俺が寝ていた間に結構ダメージを与えたらしい。
腹に槍をぶっ刺しそれを爆破。近寄らせず遠くからの一方的な攻撃。
魔法職だからそれが当たり前だけど...うーん、結構エグいね。さすがセリ。俺に出来無いことを平然とやってのけるぅそこに憧れはするがちょっと引いてしまう自分がいた。
はい。
「今の所は私の魔法で閉じ込めてるけど時間の問題かな。絶対姿変わって出てくると思うし」
「閉じ込められるだけども凄いと思うけどな...って事は出てきた瞬間に一斉攻撃って事で良いのかな?」
少し見あげればセリが作ったという禍々しい門が見える。今穴っぽい所に居るみたいなんだけど天井が落ちたらどうするんだろうね?死にはしないと思うけど心臓に悪いぜ。
少し顔を出し、門を見ていたアクは言う。それを聞いたセリは少しびっくりした表情を見せたが直ぐに元の表情に戻った。
「大丈夫なの?片腕...無いように見えるんだけど」
チラッチラ、と肩から先が無い(てか肩と腕の境目がよく分からんが)のをセリは見ながら言う。
「無いようにじゃ無くて実際に無いんだけどね。いやー、びっくりして腕を無くしてしまってねハッハッハ。流石に使いづらいけどセリの魔法でも治んなかったし、いっその事開き直ってやろうかと」
(見えてたのか...まぁ気分が良くなるものでもないし服を長袖タイプにしとくかな)
「戦い自体は止めないけど...無理はしないでね?守り切れないと思うし」
「そこまでヘナチョコでは無いですしー、セリの手を借りずとも一人で殺れますしー」
「一人で?」
セリの鋭い視線が眼球に突き刺さる。
「一人では無理でしたね、はい」
「分かればよろしい」
怖いッス。
「黒猫から鯖へ。ポイントE03に到着。直ちに敵の状況を...『やりたくなる気持ちは分からなくもないけど鯖って何なのよ。せめてイルカとかでしょ?しかもポイントE03ってどこよ』...ここからガッツリ見えてます。何時でも攻撃可能です。うへぇ」
『了解』
学園の証を使ってトランシーバーごっこをおっ始めたんだけどセリの華麗なるツッコミによって砕け散りました。俺もそう言う年頃なのよ?どんなのか知らんけど。
そんな訳で固まってたらそれぞれの攻撃が邪魔し合う可能性大。って言う結果の元それぞれ離れて門を見ています。待っていてもしょうが無いのでセリが合図と共に開けるそうなので魔力では無く魔術を使うべく精神集中オーラビンビンです。イメージもクソも関係無くセリが開けたらアクの魔術全開アタックとセリの追撃ロケットで一撃必殺、速エンディング。そんな考えだった訳で現在進行形でセリのカウントダウンが聞こえてくる。
『...3』
「え、早くね?」
一応聞き間違いかと思いもう一度集中し、次の言葉を聞く。
『...2』
「やっぱ早すぎでしょ!?」
聞き間違いとかでは無く321でゴーな感じらしいから急いで手を門に向ける。コンのぉ喰らえばかぁ!!!!
『...0』
「せめて〝1〟ぐらい言えって!千の砲撃」
セリが門を開けるのと同時にアクが放った衝撃波が数えきれないほど門に吸い込まれるように飛んで行く。
『獄炎の竜巻改!!!』
それに続くように門を囲むように現れた竜巻が内部にいる。出ようとしてると思う幻想神に襲い掛かる。内部の熱が外に漏れだしたのか、それとも〝獄炎〟と言っているから出るようにやったのか一気に竜巻が炎に包まれ、温暖化を進めるかのようにグルグルと回っている。温暖化のおの字も無いと思うけど...。
内部では衝撃波が飛び、外では獄炎の竜巻が発生している。しかも〝改〟らしい。古来から武器にも、技の名にも、子の名にも愛されてきた改の字だ。圧倒的な強さを誇る竜巻〝改〟に滅ぼされるがいい!!
「ハァーハッハッハッハッハッハァ!圧倒的ではないか我が仲間の攻撃は!」
「どっちが世界を滅ぼそうとする敵なのか良く分からなくなるね...」
何時の間にか近づいて来たセリとハイタッチし、ついでに隕石を門の中に落としてやった。魔術ってすげええええ!!!ね。
流石にもう殺られてるだろうと思ってたのだが完全にフラグですね。絶対セリ心の中で「やったか!?」とか思ってるよな...俺もだけどね。
なので武器を作って突撃します。こう言うのは出て来てない時にやるのが一番いい戦法なのです。
そう思って飛ぼうとするが...
「あ、」
「遅かったみたいだね」
なら、先に攻撃してくれよ...え?魔法使いは遠距離だから近距離戦は無理です?いや、完全に近接、しかも拳で戦ってた時あったよね?あー、前を見ろと。はい、すんません。
開いた門に手をかけ、思いっ切り飛び出す。幻想神。バッサァ。と完全にぶっとい文字が宙に浮いてそうなぐらいバッサァでした。
天を覆い尽くすほどの巨大な羽根。俺らを見下す様に睨み付ける虹色の目。胸、肩、腰にしか申し訳程度の服、と言うか布は着ているものの神秘的かと思わせる姿。正直これを見た感想は...
(もろ天使じゃん...神様何処行ったん...)