第126話 力が欲しいか(セリ目線)
そのうち、そのうち完結しますから!てか一日一話投稿が(〃^∇^)o彡☆
まぁマイペースにやりますんで。色々と溜まってるますけど川´_ゝ`川
七色の槍を生み出し、幻想神に突撃した____その前の出来事。
「____力が欲しいか」
「え?」
えっと...一旦整理しようかな?
私の名前はセリ。ぴっちぴちの16歳。死ぬ前の事を合わせるとアレだけどリセットだよね?んで彼氏は...歩夢とは付き合ってなかったかな?自分からは言った記憶はあるんだけど...ま、いっか。年齢=彼氏いない歴って事で。
ここは何処だっけ?アクと幻想神を追っかけて飛んで来たから忘れたんだけど...こんな魔王みたいなこと言う奴いたっけ?魔王はいたけどさ。
と言うかペンダント?首輪?まぁそんな変な物ダンジョン最下層で貰ったって文見ないと分かんないわね...って事でこの盾が彫られてるペンダントが原因か。
そう考えセリはいつの間にか泣いてた事もアクが戦闘中ってとこも忘れ_____流石にそれは忘れないが____首にかかった物を引きちぎり彼方へ投げようと...
「ちょっ、ちょっと待って!私が悪かったから投げないで!一応それ私との連絡を取れる大切な通信手段なんだから!!」
通信手段。そう言っときながらペンダントから出るようにして現れた女性は...てか壊れちゃったし。これってそんな扱いでよかったの?
「通信手段...ま、細かいトコはいっか」
「いいのね...」
いいんです。なんかクライマックスな感じですごく良かったんだけどねー、戦ってんの見てるだけって性分に合わないし。
何時ものセリに戻りアクには見せないような表情で〝世界〟を見た。
「んで力って今すぐ貰えるの?」
「了解。そんだけならいけるかな」
「絶対ね!絶対離さないでね!」
「あー、それってもしかして絶対に押すなよ的な?」
「違うから!」
力。
言葉にしてみると簡単だけど意外と深いんだね。
物理的な力。心の強さ。様々な強さの中で私にくれたのは...
〝誇る力〟
圧倒的侮辱ですわー(棒)
ナニソレ〝元〟王女に何か用ですか?捨てられたけどね。リアルに講義しようとキッと睨んだ瞬間____目の前の女の雰囲気が変わった。
「〝誇る力〟それが貴方に授けた力です。まぁ貴方の事ですから血とかを想像したのだと思いますけど」
あ、バレた?
「例えば〝私の彼氏はカッコいい!〟とか〝誰にも負けない強さを持ってる〟とかあるでしょう?貴方が誰かの事を誇りに思っていればその分強くなる」
ああ、そっちね。って事は私は〝アクが絶対負けない〟って思っていればその分強くなれるって事だよね?...いや、違うね。そしたら信じるだけで自分は何もしてない事になるか...。
「てか何でいきなり現れて私に力をくれるの?魔王なの?世界半分くれるの?」
その場合力ではなくなっちゃうけどね。あ、ちなみにこの情報は私の勝手な想像でリアルの人物、団体には一切関係ありませんので。テヘ☆
「そしたら私を貴方に渡すって事になりますよ?...あ、その件はまぁ見ての通り押されてるようだったので手を貸してあげたいなーって思ったのと____泣いてる少女に手を差し伸べないのは最低だなーって思っただけですから」
ほんとは私自ら戦いたいんですけどね...倒されたら終わりですし。そう呟き手を降って消えていった。
「ではさようならー。あと自分の気持ちに素直になった方が良いですよ?」
とんだ爆弾を置いていってくれたもんだ。です。べ、べべべべ、別にアクの事好きとかじゃ無いんだからね!ただ友達として好きなだけなんだからね!
って、アクが血塗れに!
(なんで!?)
女に渡された杖とマントを羽織りアクの方に...って、早!!
(も、もうこうなったらなるようになれだ!)
血塗れのアクに杖を向け回復の呪文を...あれ?なんか違うものがこみ上げてくるぅ!?
「世界の名に癒やしを」
その言葉に応じるように杖がシャリンと鳴りアクを包んだ。鈴でも入ってるのかな?まぁ今はいいか。
「後は私に任せて」
アクの耳元にそっと近付き言った。聞こえてなくても別いいんだけど選手交代って事で。
「...逃げろって意味だったんだけどな...ごめんな」
掠れるような声で、薄っすらと目を開けた状態で言った。あ、や血!血出てるから!
あちゃー、起こしちゃったか...まぁ見ててね。私の圧倒的な力を!
アクを傷付けた女...うん、バケモノを睨み付けバサッとマントを...あ、あれ?触れない?ま、まぁさっさと倒そうかな!?
「この世界の名にかけて貴方を滅ぼす。クリセリアの名にかけて!!」
世界なのか私なのかどっちか分からないけど良いや、なんかカッコいいし?
そう思い杖を振り七色の槍を作り出して先制攻撃!今回色々と恥ずかし過ぎる!
感想書いてもしてもいいのよ?( ´ー`)