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異世界さんごめんなさい!  作者: 椎木唯
第3章 終わりの始まり
123/130

第123話 ヘタレではない。ただ慎重なだけだ

私は帰ってきた!\(●)/\(●)/\(●)/\(●)/

です川´_ゝ`川

突如少女達の頭が野菜に変化したのはさておき...。

野菜頭の少女達は何百、何千と増えていき空を埋め尽くしていった。今更ながら気持ち悪いな。

アクの考えに賛成なのかセリもうなずくように正面にいる少女を殴り飛ばした。魔法職ぅ。


「敵から出たものは敵。何も考える必要は?」


「無いですね...了解」


ほんと、逞しすぎて俺の存在価値が薄れてきてる様な気がするが気のせいだろう。見た目でなんとか保ててる感じだけどね。

セリはアクの言葉を聞き、大きく頷きながら少女達の方へ飛んでいった。すれ違いざまに何体か殴ってたけどせめて魔法使わない?セリの手ってどんだけ硬いんの?それとも柔らかすぎて衝撃を吸収してるとか?

...まぁどっちにしても俺もやらなきゃ飲み込まれそうなんでね。


アクはセリに続くように飛び出した。セリとは違って剣でぶった切ったけどね。おー現代じーん。はい。


「いけッ!当たれッ!逃げるなー!」


やっとセリに追いついたのはいいもののなんかちぎって投げ、ちぎっては投げを繰り返しやっている所に遭遇しちゃったんだよね...ボウリングかな?

幻想神もそれに負けじと翼を動かし...あ、やめた。もう諦めて突進してくるようです。それでいいのか。

ぐんぐん加速していってる幻想神を横目にアクとセリは野菜刈り。今日のご飯は野菜ね。野菜しか無いけど。

ワイワイやっているアク達に怒ったのか突進ではなく噛みつき攻撃に変更したのか口を大きく開きアクを狙って...ガブリ。だから何で俺ばかり...。そう、少し項垂れながらも幻想神の口の中から出ようと...あれ?口の中(...)

気付いた時にはアクの斬撃が幻想神の上顎を跳ね、それとほぼ同時に攻撃したセリの踵落としが飛んでいった上顎を粉砕した。あれ?やっちゃった系ですか?

思った時には既に遅く幻想神の体が風船のように膨らんでいき、アク達が離れる頃には倍以上の大きさになり今にも破裂しようなぐらいにパンパンになった。

それを見てセリは「...割っても...ダメか」と呟きアクに冷や汗をかかせた。パーン!で鼓膜もパーン!ですもんね。ダンジョンの時とは違い俺も成長するんですよ?今止まってるみたいですけどね。成長期ぃ...は来なくていいです。男じゃないの忘れてました。テヘ。


「自爆するのを待つか伏せてーの耳とじーので割るかの2択だよな...」


「それだったら...」


「やっぱり...」


2人同時に息を吸い、言った。


「自爆すんの待つかな?」「やっぱ豪快にパーン!でしょ?」


「「え?」」


おーう...てか左が俺で右がセリなんだよな...。俺がヘタレ過ぎなのかな?

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