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異世界さんごめんなさい!  作者: 椎木唯
第3章 終わりの始まり
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第118話 協力対戦

ま、生きていようと死んでいようと目の前にいる事には変わらなんだからどうでもいいかな?

んで2つ目は幻想種勢揃いだなーって言う事です。正直格好いいしか感想出て来ないんですね、はい。どちらかと言うと弱点部位知りたかったんだけど神眼無くなってしまったから手当り次第セリと攻撃しなくちゃいけなくなったところだよな...あれ?幻想種揃ったら俺の攻撃以外効かなくね?

危ない危ない。セリが攻撃する前に気付いて良かったぜ...って事でセリの杖を貸してもらい魔術をかける。


(イメージ...包み込むイメージ。てか当たれば別に良いんだけどね)


イメージを固まらせると杖を包み込むように黒い霧が発生し消えた。これで大丈夫。


「とある事情で近接攻撃しか効かなきなったのでセリも近づいて攻撃するように。オッケー?」


「とある事情ってとこが気になるけど大体理解したからオッケーだよ。その前にバフ掛けするね」


そう言ってセリは杖を横に何度か振り、仕舞った。だから近接戦!杖に魔術掛けたんだからそれ以外効かないの!と、俺の必死の説明の納得したのか渋々仕舞った杖を取り出し構えた。顔真っ赤だったんでただ単に間違えただけだったみたい。ちょっと罪悪感があるな...。


っと、俺も気合を入れ直し右手に剣を出現させた。今回はアノ金の棒を下敷きに作ってるから威力倍増です。

アクとセリは虹色のオーラを纏いながら幻想神に近づいて行った。


(先手必勝!)


心の中で呟き剣を両手に持ち思いっ切り斬る。ザシュッ!っと肉を断つ音が聞こえ無事斬れる事を確認したアクは少し後方に構えているセリに目で合図し第二撃を加えようとした。その時!幻想神付きの翼竜はアク達に気付いたのか大きく翼を広げ声を発した。


『キイイイイイイイイイイイイイイ!!!』


幻想種である蝶と龍を吸収した幻想神は人の言葉ではなく、ただ甲高い声で俺達を威嚇し空を飛んだ。


「セリ!追いかけるよ!」


「了解」


アクとセリは同時に上空へ上がる幻想神を追いかけるように高速で飛ぶ。

空を飛び幻想神は一回翼を動かすだけで周囲の魔力を巻き込み加速する。いつからレースゲームに変わったんだか...。

一方追い掛けるアク達も負けじと翼を動かし、空中を蹴るように足を動かす。その一歩で徐々に幻想神との間を埋めていった。追い付くのは時間の問題だと思った時、幻想神は体制を変え地上に降りるように向きを変えた。


「...罠かな?」


「罠だね」


罠だと断定したアク達は急停止し、アクはやっと解除された龍の姿を取り、セリは自身の杖に魔力を限界まで詰め込み槍のように投げた。

アクもセリに続けるように口を開き〝魔神龍〟のスキルを放った。


『魔術砲』


霧に包まれたその体から溢れるような光が出て、口に集まり破裂した。

破裂したイメージを固める前の魔術はその衝撃で加速しセリが投げた槍を押しながら幻想神がいる方向へと飛んでいった。


飛んでいった槍と魔術のウニョウニョは数秒後に断末魔となって帰ってくるはずだったんだけど...。


「ッ!?危ない!」


幻想神の方に飛ばしたはずの槍がアク達の方に戻っていった。それを見たアクは腕を巨大な盾に変換させ受け止めたのだが...どうやって攻略すんのこれ?


「世界ごと破壊?」


いや、それは最後の手段で...流石にねぇ?

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