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異世界さんごめんなさい!  作者: 椎木唯
第3章 終わりの始まり
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第117話 動き出した彼女と現れた神

サブタイらしいサブタイじゃね?かっこ良く...は無いか。動き出した彼女ってニートっぽいイメージあるもんな...川´_ゝ`川

嫌な予感がした。大体これ言えば逃げられます(白目)



アクが空を飛び上を見上げるとセリの過去の中で見た空間の歪みの倍以上の大きさの歪みが出来ていた。アクはそれに気付き、一瞬驚き少し体ごと引いてしまったが足に力を入れ歪みに近づこうとした。

瞬間!

これまでに見た何よりもデカイ龍の顔が出てきた。おーう。流石にこれは予想出来なかったぜ...ま、歪みが出てきた時には驚いてたけどね。俺って予知夢の能力が...あ、そんな能力持ってたわ今は何故が使えないみたいだけど。

顔だけ出した龍に向けてアクは手を向ける。イメージですよ?

イメージは...氷。心身共に凍えさせ動かせなくする束縛する氷。冷たく、徐々に心も凍らせて...。

そんなイメージを固め、もう少しで完成っとなった瞬間、その龍が口を大きく開き一言言った。


『我の糧となれ』


その一言かどうかわ知らないが急に勇者と魔王。そしてリュカが首を抑えもがき苦しみ...倒れた。

あまりの急な出来事にそれを見ていた学園にいた人達は混乱し騒ぎ立てるように学園の外に逃げていった。残ったのはアクとセ...て、まだお茶飲んでんのかよ...マイペースなセリも見飽きたけどね。

倒れた勇者と魔王、リュカは顔を出した龍に吸収されるかの様に溶け出し砂となって散った。

これを見てもセリは...あ、立った。そして風に吹かれて消えゆく砂を見つめ「『浄化』」と唱えた。

浄化の言葉に反応するかの様に舞っていた砂が地上に集まりだし光の玉だ3つ、溶け込み溶け出す前の状態に戻した。命って何だろう?

まぁ剣と魔法と血生臭いこの世界じゃあ傷は言葉で治せるし、命なんて限られはするけど金さえ払えば蘇生させて貰えるみたいだしね。その分寿命は縮まるみたいだけど...お金って凄いんですね。

血で血を洗うような世界で〝命〟について話すとセリに論破されそうなので一旦置いておく。その代わりに眠るように眠ってるこの3人を適当な所に避難させとかないとな。眠るように眠ってる。結構深く眠ってるって事です、多分。

浄化の便利性(違う)についての脳内会議が終わる頃には3人を避難させといているし側にはやっと戦う気になったセリがいる。これならどんな敵でも負けないぞー!...ちなみに顔だけ出していた龍は今、セリの過去で戦った巨大化幻想神を上回る大きさの翼竜がいます。そう、突然いなくなったと思えば空気が揺れ、激しい風と共に現れたのです。ヒーローの登場シーンみたいな感じだなおい。

よく見てみると鱗が虹色に光っており、翼は完全に蝶のそれ。終いには翼竜の頭の天辺部分には獄炎龍を倒した時の龍化したアクが上半身だけ出ている。わー幻想種勢揃いだね!...てか魔王達は〝倒した〟と言う実績があればオッケーなのね。しかもラストの獄炎龍についてはアクとして呼びだされて初めて幻想神にあった時の姿でいいのね?恐らくアクとして呼びだされた時にコピーを取って、獄炎龍を倒した時。つまり獄炎龍の経験値()を吸収したアクじゃないアク?を倒せば神龍が作れるしその前にリュカの命を吸収させたから作れた?でもそれならリュカの命は何処にある?流石に蘇生をしたとしても命、魂を取られてる状態で復活出来ても中身ない状態じゃね?って事はリュカは...。

ここまで考えて疑問に思った事がいくつかある。

先ず最初は俺の...コピー?それをどうやって殺したのか、だ。

自分自身に俺をコピったのなら自殺しないと倒した事にならない...でも死んだのなら今のこいつは何なんだ?

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