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異世界さんごめんなさい!  作者: 椎木唯
第3章 終わりの始まり
115/130

第115話 ボス戦前のバフ解除...バフ?

アクが指差した空間が歪みそこから蒼色の龍が顔を出してきた。徐々に緑、茶色、金色、黒の龍が出来てて王城を埋め尽くした。と言うかデカ過ぎて壁とか少し壊してます。解体宅急便ってやつですね、絶対違うと思うけど。

アクがその光景をじっとみとていると魔王は小さく舌打ちをし、先に出てきた蒼い龍を攻撃し始めた。


「見てるんだったら攻撃をして少しでも食い止めろ!馬鹿なんじゃないのか!?」


「はぁ?」


どうやらコイツはこの龍に殺されたらしいです。大体こういう系って転生者がなるもんだけど今回はセリの過去もあって歴代勇者の中の一人って事は分かってるんだけど...裏切られたって言うよりはドジッただけなんじゃないの?俺でも倒せたんだぜ?レベル90万越えてたけどね。

そんな訳で魔王を説得...させるには面倒くさそうなので一発殴って簡潔に言おうかな?

そう決め、攻撃真っ最中の魔王に向け軽めのパンチ。吹っ飛んで壁にめり込んだけど死んでないよね?

一人心配する中魔王は壁に埋まった状態で魔法を放ち、瓦礫をどかしアクに向け怒鳴った。


「お、お前馬鹿なんじゃないの!?俺を攻撃するんだったら6大...あれ?一人足りなくないか?」


「それについては俺が説明しよう。あと口調変わってるね」


「え、マジ?」


既に素が出てしまった魔王をほっといてバリエーション豊富なカラフル龍の方を向き右手をつきだした。はい、イメージですよ?

イメージは鎖に囚われてる感じ。太くて固くて大きいの...下ネタじゃないぞ?んで冷たく無情に体温を奪っていくそんな鎖。

そんなイメージで龍達を動かせないようにし、魔王にだけ見えるメガネを出し説明をを始めた。ちなみに伊達メガネです。度入りはちょっとキツイかな?


「まず最初に俺は...まぁややこしくなるから良いや。んでこの龍を倒すと神龍って奴になるんだけどまぁ赤い龍がいないから倒してもいいのかな?でも幻想神ならどうにかしそうだよな...ってことで勇者には近づかせないようにね?幻想神の糧にされちゃう可能性大だから」


そこまで説明したのだが魔王はまだ納得がいかない様子。関係無いんですけどね?


「納得が行ってない様子だけど気にしない方がいいと思うよ?どうせ死ぬんだし」


そう。幻想神討伐には魔王を倒さなくてはいけないんです。そしたら幻想神もパワーアップしちゃうんだけど神龍と融合していないのと勇者を殺していないから結構弱体化してる筈。プラマイゼロかな?

その為の必要な犠牲なのだよ魔王くん。

そこまで説明し納得がいったのか少し表情が変わった。


「ああ、そうか。俺の役目はここまでって事なのか...でもそれで世界が救えるのなら俺は構わない...」


最後まで言い終わろうとした時アクが遮って衝撃の一言を...!


「俺がいればオールオッケー何ですけどね?」


その為の〝魔術〟だし?てか衝撃の一言を...って言ってる時点で俺は萎えたから勇者同様魔王を気絶させ学園内に投げ込む。色々とイジられる可能性大だが勇者には見えないように袋の中に入れときました。最近俺やる気無いなー、自分で言う事でもないけどさ。

学園に来たついでに龍化...まぁもうなってるみたいだが、になりモンスター共を一掃。拳以外は効果はありませんのよ?と、オラオラやっていた訳だが虫、アンデットの軍はいなくなり次はボス系モンスターの嵐となった。俺いなかったらどうなってたんだろ?やっぱ勇者がバンバン倒してそのうち子供に聞かせる絵本の登場人物になったりするのかな?俺が取っちゃったけどいいよね?

そんなこんなで無駄にデカイモンスターとの戦闘が終わりそのファンファーレのように天から眩い光の柱が落ちてきた。手厚いお出迎えですね...。痛くないし、当たってないけどね?

そう余裕思ってドヤっていると徐々に龍の形になっていたのが人型に戻っていった。あれ?解除系の奴ッスか?

けど俺って幽霊みたいなもんなので色んな物に体を変えられたりするんですよ、人型って言い方悪いけどノーマルの状態でいたいから変えないけどね?てか変更出来いないみたいだけどね。

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