表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/34

早期 《真実》

サクッと書いたから内容はスカスカ( ^∀^)

天使達が攻め込んできてしばらく時間が経つ…




セイラムとミスカはそれぞれで暴れており、殆どの敵を殺している。




自分はまだ一人も倒せていない…先程から相手をしているリーダー格の女性司祭に


「雷の精霊達よ!我が頼みを聞け!我が敵を倒せ!」



攻撃を加えているが…



刻印(ルーン)展開」


巨大な稲妻が弾かれる


「はぁー、何度もやっても同じよ…私の刻印(ルーン)座天使(スローンズ)、つまり上級天使のよ。そして、座天使(スローンズ)は守りに特化した天使。あなたの攻撃は通用しないわ」

女性司祭は無表情に言う



僕は手に美しい白剣を創造する



「もういいわ…死んでちょうだい。私たちの目的は《魔界商人》だから」



女性司祭は手を高くあげると頭上に巨大な魔方陣が浮かび上がり…


「押し潰せ」


膨大な光の奔流が溢れだす。僕は回避しようとして…


「逃がさないわ」


見えない壁にぶつかり、奔流に飲まれる。



「闇を滅ぼす絶対的な光の波、膨大なその力は闇だけでなく、本来攻撃出来ない肉体をも引き裂く…」


女性司祭は背を向けて…


吹き飛ばされる



「くっ…なんだァッ!」



いつの間にか上空の魔方陣と光の奔流が消えていた。



「ダメじゃないか…出てきて」

アーカムの横に、一人…いや、一柱の純白の翼を生やした女性がいた。


その女性は異質だった…褐色の肌を持つ黒の民のような褐色の肌…漆黒の髪…橙色の瞳を持っており…



それ以上に存在が異質だ。本能が逃げろを飛び越えて、大人しく補食されるしかないと叫んでいる。


「しょうがないでしょ?君が死にそうだったじゃん…そして、僕は光属性とも相性がいいんだ♪」

女性はカラカラと笑う


「ナイアーラトテップ…戻れ…セイラム達にお前を見せるわけにはいかない」

アーカムは忌々しそうに顔を歪める


「僕のことはニャルと呼んでよ!そして…嫌だね♪今の君じゃ、彼女は倒せない。いいかい?よく見ててくれよ。力の使い方はこうだ!」

ニャルはニヤリと笑う


女性司祭は先程の魔方陣を開き、光の奔流を浴びせるが…


「無駄だね♪たかが天使如きが神性に勝てるとでも?」


光は彼女の翼にぐんぐん吸収される。


「そんな…」


女性司祭はハッとなる

「まさか…お前は…その翼は…天使の翼…たが、光輪(ヘイロウ)がない…堕天使なのか…」



ニャルは突如大爆笑する


そして…


「Eruzah (違うよ)」

天使の言葉で答える



上空に巨大な魔方陣が突如浮かび上がり、玉座に座る威厳の満ちた老人の顔をした巨大な大理石みたいな石像が現れる。



「Irubisasih “DLO”Emusum(久しいなぁ…闇の神の子よ)」

顕現した座天使(スローンズ)は厳かに言葉をかける



「Enis! “IYRATS” Ad (ふざけるな!“IYRATS”だ)」

ニャルは烈火の如くキレる


座天使(スローンズ)が手を掲げると上空に先程までとは比べ物にならないほど巨大な魔方陣が現れ、光の奔流が溢れだす。



ニャルはそれらを吸収するが、突如苦しみ始める


「“DLO” Iroy “IYVON”Ag Ioyut. “IYVON”Ah “DLO” In Isiat Kuod Arakad An.(闇が光に勝てるとでも?お前らにとって、光は毒だからな!)」


そして、ニャルは消えた。


座天使(スローンズ)は高らかに笑い声をあげるが…




こちらも突如苦しみだす。



そして、額にヒビが入る。



座天使(スローンズ)は椅子の上で暴れ始める



額から一輪の巨大な花の蕾が現れ、花が開く。


「やぁ、久しぶり!元気だった!おや?こちらの言葉はわかるはずだろう?なんだもう聞いてないのかい?」

ニャルは花の中央…花の雌しべの所にいた。



ニャルは地面に着地をし、


「ごちそうさま」



座天使(スローンズ)の体が爆発する


ニャルは指をパチンと鳴らすと、女性司祭は意識を失う。



アーカムは忌々しそうに顔を歪めながら近づく。


「何をした…」


ニャルはアーカムに抱きつき、唇にネットリとキスをし、舌を差し込み絡める。


アーカムはたまらずに弾き飛ばす。


「つれないじゃない…せっかく助けてあげたのに…()頑張ったのよ?ご褒美ぐらいは欲しいわ」


目の前には大理石のような純白な肌をした全身真っ白な女性がいた。眼には石像のように瞳がない。



「どれがお前の本当の姿なんだ?そして、どれが本当の言葉遣いなんだ?」


「フフフ、今の姿はかつて父を騙して幽閉し、母に協力した時の姿…織天使(セラフィム)として活動したときの姿よ。先程の姿は普段下界に降りて、闇の使者として使っている姿。私には本当の姿があるようでないのよ。つまり、変身

を続けないと実体化出来ないのよ。そして、どんな姿にでもなれる」

ニャルは次々と姿を変える



女性の姿から最終的には触手の群れにまで変身し、元の(?)姿である織天使(セラフィム)の姿に戻る。



「で?どうやってあれを倒したんだ?」


ニャルははぁーとため息をつく

「ねぇ…私ってそんなに魅力ないのかな…それとも()の方がいいのかい?それならそっちにするよ♪」


「いや、前の方がいい」


「ンフゥ…わかったわ。で、あれをどうやって倒したのかという質問ね…天使の力の源は頭に浮かんでいる光輪(ヘイロウ)なの…だから、アイツの力を敢えて喰らって、チャンネルを合わせて光輪(ヘイロウ)に潜り込んで…あとはあんな感じね」



ニャルは掌に息を吹き掛けると、手の上にはきれいな黄金細工のアクセサリーが現れ、所々に宝石が散りばめられていた。


「これは…」



「あの魔界商人が売っている魔導具の材料の一つである光輪(ヘイロウ)の結晶よ」

ニャルは淫らに顔を歪める


「そこに倒れている女の契約主は消えたけど、契約は私が乗っ取ったから健在よ。後で魔界商人が彼女の刻印(ルーン)で魔導具を作るはずだわ。そして、先程の熱いキスでアーカム、貴方の体にあの天使の魔力と同じぐらいの私の魔力を注ぎ込んだわ。大切に使ってね♪」


そういって空間に溶け込むように消える



そしてアーカムは倒れる。



彼女を召喚し、維持するのに莫大な原素(マナ)を消費するのだ。そして、自然回復ではなく、人工的に回復させられると疲労が一気にくるのだ。




そして…



彼は夢を見させられる



初めてナイアーラトテップに出会った事を…



彼女と交わしたおぞましい契約を…



それらを深く深く刻み込まれる…



ナイアーラトテップは嘲笑う



ああ、楽しみだぁ…


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ