表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Guilty Hearts  作者: 夏芽 悠灯
第1章 開闢~The creation of the universe~
9/24

『全く君は…… どうして簡単に諦めてしまうのかな?』


「誰だ……?」


『キミを知る者だ。そしてキミの味方だよ』


「信じられないな」


『まぁ信じても信じなくてもいいけど、キミにここで死なれると困るんだよね』


「! 僕は死んだのか……?」


『このままならそうなるね。けど助かる方法もある。キミの力でね』


「僕の力?《死滅者デモナスパラミ》じゃ亜空間の力には抗えない」


『そうだね、掌なら絶対に勝てない。けどキミにはまだ自分が理解していない力がある』


「…………」


『キミの本質はむしろもう一つの方の力にあるんだ』


「本質……?」


『クロノスって知ってるかい?』 


「ギリシア神話の農耕の神、または時の神、か?」


『良く知ってるね。今僕が言っているのは後者だ』


「それがどうしたんだ?」


『時の神 クロノス、キミの本質はクロノスが司る時が大きく関係している。まぁ厳密に言ったらキミ達、なんだけどね』


「時……」


『あぁ、キミは《時の死滅者》だ。奴らを殺すためのね』


「何の話だ……」


『おっと、そろそろ限界だ。キミのリミットを外しといた。それでどうにか生き延びてくれ』


「ちょっと待て……!」


 謎の声が遠退いていくと共に、黒の世界に光が差し込み始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ