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沢木先生お題シリーズ

復活のスチャラカOLお泊り編(四百文字お題小説)

作者: 神村 律子

沢木先生のお題に基づくお話です。


「積読」と「空耳」をお借りしました。

 律子はスチャラカなOLであるが、何故か同じ会社で一番のイケメンの藤崎君と付き合っている。


 今日は藤崎君が久しぶりのお泊りなので、律子は黒の下着を身に着けている。


「相変わらず、りったんの部屋、散らかってるね」


 藤崎君はそんな律子の下心も知らず、爽やかな笑顔で言う。


「これでも結構片づけたつもりなんだけど」


 人の忠告を聞かない律子であるが、愛する藤崎君に指摘されるとさすがに焦るようだ。


「僕と一緒に書店に行った時に買った小説がそのままだね。もう一ヶ月くらい経つでしょ?」


 藤崎君はベッドのみやに山積みの文庫本を見て言った。


「趣味は積読です」


 律子は苦笑いして言い訳にもならない事を言う。


「そんな事よりさ、早くお風呂に入りましょ」


 大胆発言をする律子。藤崎君は聞いてなかったみたいで、


「何か言った?」


「何も言ってないよ。きっと空耳だよ」


 念押ししてまで一緒に入ろうとは言えない律子。


 黒の下着が無駄になりそうである。

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― 新着の感想 ―
[一言]  大胆発言のあとに何も言ってないよと言ってしまう律子。  スチャラカOLと言いつつ、案外と純情なのではとおもってしまいます。  なんだかカワイイキャラなんですよね。
2012/05/31 23:15 退会済み
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