第一話 平凡な日常、非凡な現実
こんにちは!
初投稿となります、Kosshi09です。
未熟者ですが、よろしければ楽しんでいってください!
初めての小説なのですが全力で執筆していきますので暖かい目で見守ってやってください
小鳥のさえずる声が聞こえる。
さわやかな目覚めの時間。
ジリリリリリリ!
俺は飛び起きた。
この音には慣れない。
いつも心臓が止まりかける。
目覚ましを止めると、いつもどおり髪を整え、誰も居ないリビングへ向かう。
父は俺が生まれてまもなく他界したらしい。
母はいつも俺より早く出勤する。
時計を見ると、7時50分。時間がない。
急いで制服に着替え、鞄を持って学校へ向かう。
しばらくして気が付いた。
今日はいつにもまして静かだ。
不自然なくらいに。
いや、まて。
明らかに不自然だ。
車も人もいない。
いやな予感がした。
この坂を上れば、学校が見える。
はずだった。
俺の平凡な日常は、突然の終わりを迎えた。
そこに学校はなく、
校舎とはまるで違う、そう、漫画に出てくるような「秘密基地」がそこにはあった。
呆然と立ち尽くす俺は怒声によって我に返らされた。
「おい君!何故表に出ている!?緊急警報発令中だぞ!!」
校門、いや、元校門の奥から、士官らしき女性が近づいてきた。
「早く中に入れ!もう始まる!」
その女性は俺の腕をつかんで元校門の中に連れ込んだ。
「あ、あの・・・・・・、ここって、学校じゃありませんでしたっ・・・・・・」
遮るように轟音が轟いた。
機械の駆動音のような音だ。
みるみるうちに『秘密基地』の周りを光の幕が覆った。
「始まったか・・・・・。」
驚いて辺りを見回すと、ところどころ風景がゆがんでいるのがわかった。
するとその中から数体の大きなロボットのようなものが出てきたのだ
「なんだ・・・・・・あれ・・・・・・。」
呆然としていると、道路に魔方陣のような模様が描かれ、中からこれまた数体のロボットのようなものが出てきた。
そして、さらに信じられないことに、それらはなんと銃撃戦を始めた。
魔方陣からでてきたロボットが放った光線がゆがみから出てきたロボットに直撃した。
浮かんでいたそいつは墜落、爆散した。
俺はわけもわからず女性に尋ねた。
「あ、ああああれ!! 何やってんです!?」
「見てわからんか?戦闘しているじゃないか。」
どうしてそんなさらっと言えるんだ。
ビームとか撃ってるし、爆発もしてるし。
ココも安全じゃないかも・・・・・・逃げなければ!
後ずさり始めた辺りで女性は言った
「安心しろ、このオーロラ・フィールドの内側にいれば万が一つにも死ぬことはない。」
オーロラ・・・・・・なんとかってこの光の薄っぺらい幕だろうか。
不安に思っていると、案の定ビームが飛んできた。
ああ、俺死んだな。
そんなことを思っていた。
が、光の幕にぶつかり、拡散し、はじいたようだった。
オーロラなんとかあっぱれだ。
数回の爆音の後、決着が付いたようだった。
女性は不適に笑いながら
「勝ったな。」
魔方陣側のロボット部隊の勝利だ。
そのロボットたちは、魔方陣を形成すると、再びその魔方陣へ消えていった。
「あんなところにいたら死んでいたな。」
女性は微笑みながら言った。
焦っててよく見られなかったが、肌は白く、濃紺の長髪はつややかだ。かなり美人といえる。
「君、名前は? どうして徴兵されていない?」
PDAのような端末を操作しながらたずねてくる。
「しもつき・・・・・・霜月みなとです。あなたは?」
「私は如月。如月はづき。・・・・・・ん?君、霜月みなと、で間違いないな?」
「え、ええ。どうかしたんですか」
如月の表情が変わった。
「登録されていない・・・・・・!?」
登録?
何のことだろう。
如月は驚きのまなざしを向けながら言った
「君は『生存者』か!!」
言うなり、どこかへ連絡を取り始めた。
『生存者』って?
この世界で俺は、何かから生き延びた存在らしい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
いかがでしたでしょうか。
読みづらいところ等ありましたでしょうか。
おかしな部分がありましたらバシバシ指摘していただきたいです!
次回もがんばりますので、何卒よろしくお願いします。