入学試験3
短いですが、お楽しみください。
まあ実技は多分受かっただろうな。
そう思いながら観覧席へと戻る。
なんかさっきより明らかに視線が感じるのだが、やはり完全に勝利するのは目立ちすぎたか。
それから1時間ほど経ち、前半の実技試験は終了した。
『これから後半の筆記試験になりますので、王立学園第一棟に移動してください』
ぶっ続けでやるのか。結構ハードだな。
筆記試験の方はそれなりに勉強したからいけるだろう。もしダメだったらセーブするだけだし。
『それでは、始め!』
一旦『セーブ』
おっと、おかしいぞ、わからないぞー?
あんなに勉強したのにわからないってヤバくないか?
この問題がわからなすぎる。これは、誰かのを見るしかないなぁ。
お、ちょうど近くに例の公爵家のお嬢様がいるじゃないかぁ。これは見るしかない!
立ち上がり、公女様の方へ歩く。
周りが騒然としてそれを見ている。
「どれどれ?」
「き、君!試験中に立ち歩くのは失格になるぞ!」
そう言われてもねぇ。
そうかこれが答えかぁ、なるほど!
「あなた、なんのつもり?」
「いやぁーすみません」
『戻れ』
『それでは、始め!』
戻って来たぞ。流石は公女様、ちゃんと答えを出している。
でもなぁ、公女様に嫌な顔されるとなんかくるものがあるよね。
セーブを何回か繰り返し、(毎回公女様の嫌な顔見ながら)やっと試験が終わった。
これくらいやったら受かるだろう。そのかわり何か失った気がするが…
王立学園第一棟から出る。
もう夜か。今夜の宿に向かうかぁ
「ちょっと待ってください」
「え?」
そこには公女様がいた。
「あの、実技試験のとき、どんな技を使われたのですか?それが気になって仕方がなく、筆記試験中もあまり集中できませんでした」
集中できなくてあんなにできてたのかよ。エグいな。
それにしてもどうしよう。セーブ機能のことは言えないしなぁ。
「機密情報です」
「そうですか、まあいいです、学園に入ってから問い詰めるとしましょうか。一応、私の名前はクリスティナ・ティーノと申します」
「レオ・ミュラーです」
まじか、挨拶されちまったよ。
学園生活は大変になりそうだな。
その後、宿で晩御飯を食べた後、すぐにシャワーを浴びて寝た。さすがに疲れすぎた。
ある意味長すぎた入学試験の日が終わったのであった。




