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【プロットタイプ】あの子の心は荒らさない

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

ガチ勢共の関係性を少しだけ。

キョーカは上がり込む人を選別してますよ。

同じ創作部に所属している『鏡花』は、ガチ勢の中でもずば抜けた変わり者であり、常に高揚した状態の少女だった。平たく言うならば、ぶっ飛んでいる。

けれども私と居る時は比較的、言動は落ち着いており、口調も丸かった。言うことも一割ぐらいならば、耳を傾けてくれる。

「あんまり瑠衣の邪魔をしちゃ駄目だよ」

「だ瑠衣きゅんとは約束したから良いんだよ。……大丈夫だよ。君にはそんな真似しないから」

一度だけ真顔に戻り、しっとりとした声音でそう返すと、また電源が入った様に、口を開く。

「それに瑠衣たんは妖精さんの、不思議ちゃんの、メンゴリだから」

「は?」

彼女の口調、表情の変化は何時もの事だからさして驚く事ではない。私が驚いたのは、鏡花が口に出した『妖精さん』や『不思議ちゃん』と言った言葉達である。

自分とって興味のない者は顔も名前も覚えない。何なら時折無視する事もある。傍若無人で、『俺がしたいようにして何が悪い』と無表情で返すあの彼が、『妖精さん』や『不思議ちゃん』と言った言葉で収まる輩ではない。

「私には理解出来ないかな……」

「瑠衣くんはメンゴリだよ? あ、メンタルゴリラって事ね」

「そこではなくて……」


優等生くんが席を外した後、私は瑠衣くんに向かって声を掛けた。

「瑠衣たんは『妖精さん』で『不思議ちゃん』で『メンゴリ』だよね」

返事がない。今の言葉に興味を惹かれ無かったか、無視しても構わないと思われたのか、彼の視線は熱心に原稿用紙へと向かっている。

優等生くんには理解されなかったが、あながち間違っては居ないと思う。

私が『妖精さん』やら『不思議ちゃん』やら『メンゴリ』と称したのは、単純に人と違う精神構造をしているから。だから周りが何をしていても、彼の心が踏み荒らされる事はない。

多分何か言われても、『うるせー蝿共が、文字通り蝿の様に騒いでら』程度にしか思わないだろう。それぐらい、マイペースで、他者からの干渉を受けない。

受けるとしたら、事実として自分の中に入り込んだとかだろう。才能があると思っていたけれど、相手と比較してそんな事はないと感じる様な。そんな能動的なもの。

「でも……あの子そうじゃないからさ……」

優等生くんは掴みどころのない性格をしている。何時も穏やかで、声を荒あげず、何時も丁寧。其れはきっとあんまり他人と奥深くまで関わって欲しくないからだと思う。

あれは自分の繊細な心を守る手段なのだと思う。

「だからあの子の心は荒らさないよ。先坊瑠衣、君は強いから平気で上がり込むけど」

おにーたまの名前を早く決めないと……。

あ゛ー! 勘弁してよぉーーー!


まぁそんな話は置いといて、作者は瑠衣くんの事、妖精さんや、不思議ちゃんだと思ってます。

精神構造が人と違うから。

他者が何言っても知らん顔です。

『うるせー、俺の好きに書いて何が悪い。暇人は黙ってろ』

と言うぐらいには。そんで圧倒的棒読みです。


何処か浮世離れしてるんですよ。

誰の干渉も受けず、自分のしたいようにする。

それが妖精さんや不思議ちゃんと重なるんです。

つまり、メンタルゴリラなんですが。


だからキョーカは壊れない事を知って干渉を試みますし、興味を持っていそうだなと。


作者的には可愛いと思って書いてるんです。

人気ないのかなー。

作者の『たん』付けが良くないのか。

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