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第一審 羅針盤なんて渋滞の元

熱に浮かされ…

「よし、行こうぜカルラ検事!」

「ええ、行きましょう」

 ガリレオ・ガリレイとカルラ・レイ検事は逆転と裁判の国ギャクサイを旅立ち、

 取り敢えず草原を歩いていた。どこに通じるかもよく分からない。

「なあ、この道って」

「ああ、この道は。その前に、ちょっとトイレ」

「トイレっつってもな。そこらで済ませろよ」

「そうするわ」

 カルラ検事は少し離れたところへ歩き、そこで尻を出し踏ん張る。ガリレイからは割と丸見えだが、まあサービスシーンと思えばなかなか悪くない光景だ。ガリレイのレイがエヴァンゲリオンになる。

「わあ、エヴァンゲリオンだあ」

「ん、何だ君?」

「わわ、私はアリス・ト・テトリスです。ぷよぷよと呼んで下さい」

 テトリスなのにぷよぷよなのか。

 テトリスだからぷよぷよなのか。

「ぷよぷよ」

「わわ、適応早いですね!」

「お前、こんなとこで何してんだ? ここら辺は魔物出るから危ないぞ。ギャクサイならあっちだ」

 ガリレイはギャクサイの方角を示すが、ぷよぷよは「あわわ」と手を振る。

「いや、私はただ、魔王様の魔力を感じたもので」

「魔王? カルラか?」

「いえ、カルラ様は天王様です」

「てことは、ナル・フォードとかミッツか?」

「いえ、その二人は天王様の幹部です」

「てことは、裁判長が天王か?」

「いえ、あの、さっきカルラ様が天王と」

 台詞を遡ると確かにそう言っていたため、ガリレイは少し冷静になる。

「あ、俺か?」

「はい」

「俺が魔王か!」

「はい、魔王様!」

「じゃあしゃぶれよ」

「ほえ? は、はい!」

 ガリレイは自身の汚いレイを、無垢な少女にしゃぶらせる。ラノベでないと許されない所業だ。

「あああああああああああああああああああああああああああああああああ、気持ち良いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいぜええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ」

「はむ、ふむ、ほむ」

「まるで夢みたいなあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ劣情のバレットおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

「それはサクマヒメの奴じゃないの?」

「あ、カルラ検事!」

「ぴゅぴゅっ」

「ぐえ、ぐは、ごほ」

 うんこを終えたカルラ検事は帰還し、びっくりしたガリレイは射精し、それを受けたぷよぷよは吐き気を催す。ここまで汚い一文があるだろうか。

「俺、魔王らしいよ」

「は? 私は天王よ」

「私はメス豚でええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええす‼」

 ぷよぷよはアへ顔Wピースで腰を振るが、誰もそんなありったけの夢を求めていない。ポケットにロマンがあれば十分なのだ。羅針盤なんて渋滞の元なのだから。

舵を取るのさ…

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