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支援特化と歪な融合

スライムさん大好き。

「だっ、だいじょうぶ、こういう時は落ち着こう」


ふぅ、うん、だいじょうぶ、ダメージは全く受けてないしだいじょうぶ、えっとこれ振り解けないかな?


腕をブンブンふる、地面にポンポン叩く、スライムさんもポンポンする。……うん、無理だね、というか私、STRゼロだ、解けるわけないか。


ん〜、あ、そういえば私魔法使えたね、というかそっちが本職だ。それで攻撃できないかな?


そこで事前に確認していた通り魔法を使いたいと念じてみる。すると、複雑な魔法陣と周りに見たことがない、おそらく文字だと思われるものが浮かぶ。


結構きれい、こんな状況じゃなかったらもうちょっと見ていたい。あ、魔法は念じると使えて、準備中は移動に制限がかかるのと準備中に攻撃されると中断される。って、説明書?みたいなのにあった。


聖属性魔法Lv1で使える攻撃魔法は〖ホーリーボール〗だけで準備はすぐ整う。〖ホーリーボール〗は光玉ぶつける攻撃魔法。これはスキルを手に入れた時に情報が流れてきたので知っていた。あれ驚いたね。ちょっと気持ち悪かったけど便利で楽だからいいね。あ、魔法の準備時間は三秒くらいだね。


「〖ホーリーボール〗!」


発射してみると手から少し離れたところならバスケットボールくらいの光玉が発射された。しかし、手から少し離れたところから出てきたため手に密着しているスライムさんには当たらない。


「これじゃ魔法の意味ないよぉ」


うぅ、自分に当ててみるって選択もあるけど、それは怖いしなぁ。物理もダメ、魔法もダメじゃもうどうしようもない。


「……あれっ、これ、詰んでない?」





あれから十数分後。スライムさんによる浸食はどんどん進みついに首から下を全てを覆った。


ぷにぷにに覆われる。普通に過ごしていればそんな経験あるはずもなく最初は戸惑った。


でも


「なんか、慣れるとけっこうきもちいかも」


慣れてしまえば結構気持ちい。可愛いものにおおわれてるってのも気分がいいしね。


それにしても、なんで首から上には上がってこないんだろう?覆える範囲が決まってるのかな?でもこれじゃ窒息もさせられないし意味ないよなぁ。なんの為にしてるんだろう?


…………。(考え中)


「ん〜、まあ、いっか、よく分かんなくても死ななければ」


なんくるないさーだよ。うん。(放棄中)


と、とにかく。特に害はないし別にいいよね。見た目がちょっと変だけどそれだけだし。


「よーし、じゃあスライムさんと冒険だー!」


いっくぞー!おー!


そう気合を入れて一歩踏み出すと左斜め前の草からガサガサと音を立てて何か出た。


「……ゴブリン?」


緑のちいさな体、鬼のような顔。多分ゴブリンだね。


ゴブリンさんはあんまり可愛くないなぁ。


これなら倒しても罪悪感あんまりないかな。ちょっと倒すのは忍びないけど。仕方ないし、ごめんね。


「じゃあゴブリンさん。魔法の餌食となれ!〖ホーリーボール〗」


そう言って放たれた魔法は


ヒョイッっと


簡単に避けられた。


「……え?」


攻撃されて怒ったゴブリンさんは怒りの形相で棍棒を手に近づいて来る。


まさか避けられるとは思っていなかったので動揺と混乱が広がる。


「え?ちょ、ちょっとタイム!」


人相手なら、通用するかもしれないタイム。


しかし相手はモンスター。


もちろんそんなこと聞き届けてくれる訳もなくゴブリンさんは近づくとブンッと棍棒を振りをろした。


そんな弱くもVIT0には致命傷となりうるその攻撃はしかし


ぷよんと


いとも簡単に受け止められた。


プリンの体を覆っている


スライムさんによって。


ゴブリンは身長が低いので体までしか攻撃が届かない。そのためスライムにしか攻撃が行かないのだ。そしてスライムの物理耐性は折り紙付き。


その結果プリンは助かったのだ。


「あ、ありがとうスライムさん!」


スライムは意図的に助けた訳では無いがそれでも、プリンがスライムをまとっている限りゴブリンの攻撃は通用しない。


「これは、あれだね。勝ったね」


そう確信した通り至近距離で放たれた魔法は今度こそ直撃し、一撃でHPを消し飛ばした。極ぶりは伊達じゃないのだ。ゴブリンの

HPくらい簡単に削り取る。


『レベルが上がりました』


「やったぁー!はっつ勝利〜」


戦闘と言えるかも怪しい攻防。それでもプリンにとって初勝利なのは変わりなくとても嬉しかった。


でもスライムさん大丈夫かな?痛くなかったかな?元気そうだし大丈夫だと思うけど。ちょっと心配。


ま、でもゴブリンくらいにスライムさんは負けないよね。


スライムさんがいてくれるおかげで攻撃気にしなくていいし。あれだね、最強コンビだ。


「ゴブリン無双じゃー。やるぞー」


そこからは無双だ。相手の攻撃でダメージは受けずこちらは一撃。無双にならないわけがなかった。


そうやって無双劇を続けていると一つの知らせが脳内に響いた。


『スキル、〖魔導〗を獲得しました』


スキル?魔導?なんだろ。


「ちょっと待っててね。ゴブリンさん」


ポンポンと叩き続けるゴブリンさんよりスキルが気になったのでちょっとそっちを見たい。すまないとは思ってる。


〖魔導〗

INT値倍。消費魔力1.5倍。INT値以外のステータスを上げる際消費SP倍。


所得条件

ステータスの合計値の九割以上が、一部のステータス値偏っている状態で、そのステータス値に沿った行動を一定数すること。


なるほどなるほど。つまり私のINTは200ということだね。消費魔力1.5倍ってことは〖ホーリーボール〗だと3の1.5倍で4.5。繰り上げかな?繰り下げかな?


試したら繰り下げだった。


試されたゴブリンは不運である。


これめちゃくちゃいいスキルだね。今のところINT以外振る気もないし。単純にINTが倍になっただけだね。


というか所得条件でスキルって獲得するんだ。知らなかった。


でもスキルのおかげでまた強くなったね。


これで無双劇に拍車をかけることが出来る。


「それじゃぁスライムさん、もっともっと冒険するよー」


そう言ってプリンは歩み出した。










実はこの時、スライムのAIに異常な、バグとも言えることが起きていたが、そのことを知る者は、いなかった。
























魔導の所得条件修正しました。これじゃ、今後の展開無理あるなぁ、と思ったので。すいません。

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