表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

18/22

支援特化と修正

んー、書いてる途中で書くこと変えたからなんか変な感じになったような気がします。

イベント後。学校へのバスに乗っていると。隣に座っていた遥がもう何度目かも分からないことを言い出した。


「砲台、ですかぁ」

「もう、またそれ?」

「だって衝撃だったんですよ。まさか四位になるなんて、しかも二つ名砲台って」

「だーかーらー。私支援特化!わかる!?砲台じゃないの!」

「ふふ、分かってますよ。共闘する時は頼りにしてますね」

「もちろん!」


いやー、やっと誰かと一緒に戦える。今から楽しみだよ。


「あ、そういえばお見合いは?」

「もちろん断りましたよ。声が気持ち悪かったので。顔はまあまあ良かったんですけどね」

「あー、遥ってあれだもんね。音フェチ?だっけ」

「まぁ、確かに音は好きですけどね」


耳がいいからかな?遥って昔から音に敏感なんだよね。耳元でふってすると可愛い声出るし。


「そんなことより、宿題しました?」

「……見せてください遥様」

「はぁー、いい加減。自分でしないんですか?」

「だってぇ、宿題とか意味無いよ?正直テストの点下がるだけの紙だよ?時間の無駄じゃん」

「まぁ、そうですねぇ」


宿題なんて無駄だよ。だって絶対真面目にしないし。あんなの先生が楽に成績つけるための紙切れでしかない。


あとノートも無駄。あんなの取るくらいならお絵描きしてた方がいい。だって後で写メ取れば書く必要なくない?それならお絵描きで授業に関係あること書いてた方がいいよ。


「ちゃんと点取ってるのに、あの頑固オヤジ共は言っても理解しないからねぇ。あんなのが先生とか信じらんない」

「ひねくれてますね」

「だってぇ、あいつら正論言われたら感情論で返すじゃん。だから嫌い。この前とか文句があるなら百点たくさん取ってから言えってさ。取ってるし。見てないのかなあの頑固オヤジ」

「だからといって、私には頼らないでくださいよ」

「お願い!宿題したくないの!」

「別にいいですけど、頼ってばかりじゃダメですよ」

「ありがとうございます」


やっぱ私の親友は最高だよ!





家に帰りつき。直ぐに部屋へ行くとゲームを始める。


すっかりハマっちゃったな。ゲーム、恐ろしや。


「ダイブイン」


そう言うと不思議な感覚と共にゲームの世界へ旅だった。



目を開けると、視界に拡がった全天の青空がすごく気持ちよく思えた。


「んー!きもちー!さてと、リングはまだかな?」


そう独りごちると背後から声が響いた。


「もう着いてますよ」

「ひゃっ。もう、びっくりした。いきなり後ろから声掛けないでよ」

「……計画通り」

「このっ!確信犯か!」

「冗談ですよ」


むむむ、これはほんとか怪しいですぞ。


じろりと見てみると違和感に気づいた。


あれ?まって?リングの格好変わってない?


もしかして


「リング……もしかしてプレイした?」

「はい、深夜にこっそりと」

「道理で目に少しクマがあると思った!そういう事だったんだ」

「あれ?バレてました?メイクで隠したつもりなんですけど」

「親友舐めないでよね。ま、そういうことなら成長したリングを見せてもらおうか」

「成長したと言っても、少しレベルが上がって装備を変えただけですよ」

「あれ?そうなの?」


てっきりリングのことだからかなり成長してるのかと思ってた。


「……プリンさんが例外なだけで普通はこんくらいですよ?一日で物理と魔法無効化して、砲台になるような人いませんよ」

「そうなんだ」


それもそっか。みんな私みたいに成長してたら追いつけるわけないしね。


「それより、早くフィールド行きましょう。自称支援特化の力、見せてくださいね」

「自称じゃないし!でも、うん。わかったよ。私の力を見せてあげる!」

「はい、楽しみにしてますね」


そうして二人はだべりながらフィールドへと移動した。


「あ、そういえば、修正どんな感じでした?」

「修正?」

「はい、プリンさんのスキル多分修正入ってますよ」

「えっ!?」


あ、ほんとだ。修正されてる。全然気づかなかった。


「暴れすぎましたからね。修正は当たり前ですよ」

「うわー。結構露骨に弱体化してるんだけど」

「どんな感じですか?」

「えっと、まず【暴食】が回数制になった。一日十回までだって。それと、【吸魂】も回数制。十回までしか吸えなくて、回数は三時間おきに回復だって。あとは【呪毒】のMP消費が上がったりとか、他にもいろいろ」

「〖スライム愛〗は?」

「あ、それは大丈夫」

「そうですか。でも、かなり修正入りましたね」

「まぁね」


うぐぐ。運営め。まぁ、仕方ないとは思うよ?自分でも強すぎだと思うし。でも露骨。露骨に下がりすぎてちょっとショック。


「ま、いいや。これくらいなら気になんないし」


物理は相変わらず無効だし。魔法攻撃力が下がる訳でもないしね。


「あぁ、そういえば、一部のモンスターが魔力攻撃してくるそうです。あと、INTが高いほどMP消費が多くなるそうですよ。どう考えてもプリンさん対策ですね」

「うっ。それはきついかも」


それだと【不等価交換】使わないとダメかなぁ。VITゼロだし魔力攻撃されるときついかも。絶対一撃で死ぬしなぁ。それにMP消費が多くなるのはきつい。燃費すごく悪いし。


「まぁ、その辺は随時対策するよ」

「分かりました。一応、強いことに変わりありませんしね」

「まあね!」


修正で、弱体化はしたし弱点も増えた。でも、私はまだまだ始めたばかり。


進化すれば問題ないよね?


運営さん。まだまだ私は強くなるからね!覚悟しててね!



運営さん逃げて!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] ふと思ったんだか、個人に対しての露骨な性能修正って完全な運営のミスなんだから補償は必須な気がするんだかなぁ?どうなんだろ?
[一言] ちなみに板書の写真は(著作権や肖像権的に)アウトなので真似してはいけませぬ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ