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夏だ!海だ!全員集合!!⑤

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さぁ、始まりましたバッドエンズスイカ割り。

埋まっているメンバーは死んだ目をしている。

ボスの手には大きめのスイカが二玉。

目隠しはちゃんとされているぞ。


「ボスぅー!頑張ってくださーい!!」


「ふぁい……と!」


須藤と長代の熱い声援を背中に受けて、ボスはメンバーの頭を目指す。


「ボスー!もう少し右に進んでくださーい!」


須藤の案内によって。



ーーーーー



一方その頃ロアはちゃぷちゃぷとハッカ油を揺らしながら、埋まっているメンバーの所にいた。


「えっへへー。く・も・い・さーん♪」


最初のターゲットは蛛井のようだ。

楽しそうに蛛井に近づいていく。


「うげっ、ロア!今回は何するつもりですか!?」


毎回そこそこひどいイタズラを仕掛けられている蛛井。

ものすごく嫌そうな顔をしている。


「へへっ。じゃじゃーん!」


そう言ってロアは背中に隠していた小瓶を取り出す。


「なんですか……。」


「ハッカ油っすよ。蛛井さんの鼻の下に塗ってあげるっすね。」


まるで語尾にハートでも付きそうな口調だ。


「うげっ。や。やめなさい!」


「ふへへへ。そんなこと言ったって埋まってるっすから、逃げ場はないっすよー♪」


ぺちょり


ハケでたっぷりとハッカ油を塗った。


「うぎゃー!!」


スースーするわ、染みるわで蛛井は悶絶した。

あーあ。

そして……

少し離れた所に埋まっている寺沢を見つめてロアは


ニヤァ


それはそれは良い笑顔を浮かべた。


「ろ、ロア?来なくていいのよ……?」


寺沢は嫌な汗をかいている。

ボスのスイカも嫌だが、ロアのハッカ油も嫌である。


「えへへ。て・ら・ちゃーん♪遠慮しなくていいんすよぅ。」


そう言って寺沢の元へ行くロア。

そして寺沢の顔の近くにハッカ油の小瓶を置いてしゃがみ込んだその時。


「ぼっ、ボス、そっちはー!!!!」


聞こえてきたのは焦ったような須藤の声。

振り返り立ち上がりかけたロアの眼前には一面の鮮やかな赤。


「え……?」


次の瞬間


ズムッ


「うおっ!冷たっ!!」


スパァンッ


「ろ、ロアーーー!!!!」

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