夏だ!海だ!全員集合!!②
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「それにしても……、どうしてこうバッドエンズの皆さんの水着ってやべぇんすかね。」
「それってアタシのこともかしら?」
「わりとダントツっすけど。」
そう言いながらも二人は、すでに浜辺に集合している同僚達を見やる。
「蛛井さんなんであんな毒々しいブーメランなんかはいてるんすかね。紫に緑のドット柄とか引くっすわ。」
「色合いなら蜂須賀だって負けてないかしら?蛍光色のストライプなんてなかなかないわよ。」
「え、しましまのワンピース水着なんてかわいいじゃないっすか。確かに蛍光緑と蛍光イエローと黒なんてすごい目に攻撃的っすけど。」
そう言いながら奇抜すぎる色を纏った二人について語る。
さらに
「攻撃的といえばウイ姉さんの水着もある意味攻撃的っすよね。」
「……あれは水着じゃなくて、もはや紐よ。」
「そっすね。やべぇっす。」
そして訪れるしばしの沈黙。
「ロア。」
「なんすか。」
「なんであの三人にはツッコミをいれないのよ。」
「や、なんてゆうか……。突っ込んだら負けかなって。」
そう言って目線を辿ると行き着くのはボスと須藤、そして長代の三人だ。
「まぁ、わからないでもないけど。」
「そっすよね!なんなんすかね。ボスとコー先輩とシン先輩なんで赤フンでお揃いなんすか?なんでボスはすでに両肩に浮き輪装備してんすか?てゆーかコー先輩どうしたんすかアレ!なんで褌の前部分の布を首後ろまで持ち上げて結んでるんすか!?隠せてない!!乳首隠せてないっすよコー先輩!!しかも布を無理に首後ろまで持ってきてるせいで大事なところがパッツンパッツンなんすけどぉ!!!!」
「ロア、落ち着きなさいよ。」
一息でツッコミを入れたせいで軽く息切れをおこしているロア。
まぁ仕方ないね。
一応ロアはボケ担当ではなくどちらかというとツッコミ担当だから。
「それよりも!そろそろあいつらのとこに行かないと文句言われちゃうわ。」
「そっすね。」
そう言ってパラソルなどを準備しているメンバーの元へ進んで行った。
ロアたちが来たことに気がついたボスが
「まったく!何をしていたのだ!お前ら遅いぞ。」
「すみませんっす。」
「というかなんだその格好は。海に入る気が無いではないか!」
ちょっとオコである。
「だって暑いすんもん。むりぃ……。」
そんなロアに対して蛛井が
「どう考えてもその格好のほうが暑そうですけどね。」
「……。」
その言葉に対して無言になり、須藤の後ろに移動するロア。
そして……
ピトリ
須藤の背中に張り付いた。
「うぉぉあ!つっ冷た!」
「!?」
驚いた声をあげる須藤とその周り。
それを眺めるニヤニヤと悪い笑みを浮かべたロアがいた。